中秋節の月餅(げっぺい)の由来

2014-08-13

いよいよ来月の8日、中国伝統の節句「中秋節」を迎える。この日、一番なければならないものは月餅だろう。丸い月餅は家族の円満を象徴し、甘い味は生活の幸福を代表している。中秋節の夜は家族が集まって庭に供え物を並べ、月見をしたり、月餅を食べたりしながら、家族団欒や一年の豊作を祝うのである。

月餅(げっぺい)は古来、月の神様を祭る供え物であった。その後、中秋節に月見をして月餅を食べることが「一家団欒の象徴」とされ、月餅は徐々に節句の贈り物となっていった。

月餅は唐代の軍隊が起源になる。当初は勝利を祝う食べ物であった。唐の高祖の時代に、大将軍李靖が匈奴との戦いに勝利し、8月15日に凱旋帰国した。その際、トルファン人の商人が勝利の祝いに餅を唐の皇帝に献上した。そこで高祖李淵は、美しい餅の箱を開け、丸餅を切り分けて群臣に食べさせたという。

月餅は現在に至るまでに多くのものに変化していき、品種も多く各地方によって味が異なっている。特に「広州式」、「北京式」、「蘇州式」、「安徽式」などの月餅が中国各地の人々に広く好まれている。

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