前回の「中国文化」コラムでは中国少数民族の育児習俗について紹介したが、今回は引き続き中国少数民族の子守歌を紹介しましょう。

1、ユーユージャー(満州族の子守歌)
満州族は昔から狩猟、漁業を生業としている。そんな満州族の伝統音楽は狩猟文化の特徴がある。この子守歌は静かな夜、微風が軽く吹き小舟のような月が空で揺れて、星が灯りのように輝くという美しい場面を描いている。母親の子供への深い愛情に溢れている。歌の中のユーユージャーというのは満州語だが、意味はない。あやし言葉として曲の中に多く登場し、母親の優しさを表現している。
歌詞
ユーユージャー、ユーユージャー、
ママのかわいい子よ眠れ、
白樺の皮が揺り籠を作る。
オオカミが来ても、トラが来ても、怖くないよ
白い山で生まれ、黒い川の畔で育ち
大きくなったら、お父さんに学ぼうね。
2、黎族催眠歌(リー族の子守歌)
リー族は中国南部の島・海南島に住む古い民族だ。リー族は昔から子供を大事にする伝統があり、今でも「多子多福(子供が多ければ、幸せである。(寨外有亲戚,百里路程能歇脚)親戚が多ければ、百里に出かけても休むところがある)」という諺が残されている。このリー族の子守歌は、母親の愛情はまるで暖かい太陽のようで、いつまでも子供の心を照らしていると歌っている。
歌詞
眠れ、眠れ、ママは畑へ
眠れ、眠れ、パパは山へ
パパとママが龍がんを採ってくるよ、
君に食べさせるために。
3、チベット族の子守歌
チベット族の人々は昔から仏教を信仰している。赤ちゃんが生まれた一ヶ月後、吉日を選び、お出かけ式を行う。この日に新米ママと赤ちゃんは家族と共にお寺へ行き、仏様に赤ちゃんの長寿と幸せを祈る。この曲はチベット族の子守歌の静かで落ち着いた雰囲気を味わえる。
歌詞
眠れわが子よ
眠れ長寿の子よ
早くお休み
いとしい子よ
早くお休み
4、アレーバランム(ウィグル族子守歌)
イスラム教を信仰するウィグル族には子供の名前の命名式を大事にする慣わしがある。命名式は普段、赤ちゃんが生まれてから40日後に行われる。また、親戚や友人たちを招いてみんなで祝われる。このウィグル族の子守歌は独特なアラビア音楽のメロディーは人々を優しく美しい幻想の世界へ誘う。
歌詞
お月様が銀色のタンバリンを叩き
バラがそよ風に乗って微笑んで舞う。
可愛い子が美しい目を閉じる。
我が子よママのいい子。「CRI日本語版」



