流行語の「土豪」と「大媽」について

2013-11-13

英国放送協会(BBC)はこのほど、中国で流行語になっている、金持ちを意味する「Tuhao(土豪)」の語源や意味、流行している原因などを紹介する動画を制作し公式サイトにアップした。また、今年4-6月、中国国内の金の購入量が385.5トンと過去最高を記録し、購入者の多くが中年の女性だったため、米ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国語で「おばさん」を指す「dama(大媽)」という言葉を使い、「世界の金市場に影響を与える新鋭軍」と同現象を報道した。このように、多くの中国語の単語が西洋諸国の言語体系で出現するようになっている。

海外で話題になる前、「土豪」は中国国内で大流行した。流行語は時代の特徴を反映していることが最大の特徴で、かつて流行した「給力(素晴らしいの意)」や「山寨(パクリ・盗作品の意)」のように、瞬く間に所構わず広がっていく。そして、生活のあらゆるシーンで見聞きするようになる。さまざまな流行語が登場することは、社会の移り変わりをある程度反映していると言えるだろう。新しい単語や言葉は、新しい物や状況を反映し、言葉の意味が合理的であれば、時代の特徴を表すだけでなく、言語の内容を豊富にすることもできる。

西洋諸国の中国に対する見方は、今は庶民の生活の細部へも目を向けられるようになり、歴史や文化にまで注目されている。ただ、海外で話題になっている中国語の言葉をよく見ると、「土豪」や「大媽」、「功夫(カンフー)」など、どれにも偏狭的で揶揄する含みがあることに気付く。1つの言語が世界の言語体系に融合していくというのは、世界の人がいくつかの単語に興味を抱くというだけのものではない。言語は一種の媒体であり、豊富な文学や最新の文化、最も優秀な文明がそこに含まれているはずだ。「人民網日本語版」

北京旅游网

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