中国の古代結婚式「紅蓋頭」

2013-09-13

「紅蓋頭」(花嫁が頭にかぶる赤い布)は中国の結婚式で非常によく見かける。特に昔の嫁入りの際には、花嫁は花嫁衣裳を身にまとい、花轎に乗るだけでなく、頭から赤い大きな布をかぶり、新婚夫婦の部屋に入るまで顔を覆い隠さなければならなかった。この風習が一体何のためであるかという言い伝えは現在までにたくさん残っている。「喜神」の紂王から花嫁を守るためであるとか、紂王が叔父の文重の悪妻に懲罰を与えるためであるとか、桃花女が嫁入りの時に周公から身を隠すためであるなどさまざまである。一般的には、この風習によって吉を招き凶を避け、花嫁を無事に嫁入りさせるためであると考えられている。

昔は4~5尺平方の赤い絹で作られ、四隅に銅銭などの飾りが縫い合わされていた。花嫁は花轎に乗る前に「紅蓋頭」をかぶり、顔全体を覆った。天地の神への礼拝を済ませ、新婚夫婦の部屋に入ると、新郎が竿を使ってそれを取り除き、ようやく花嫁の顔を見ることが出来た。

北京旅游网

モデルコース
人気おすすめ