中国の縁起物 如意

2013-09-11

如意は誰もが知る縁起物である。仏教の八宝の一つで、僧侶が経文を記録するための仏具であり、中国では昔から縁起物とされてきた。ハート形や霊芝の形、瑞雲の形の如意の文様がつくられ、日常生活において、建造物や家具、衣服、装飾品などによく使われている。

縁起ものの絵も如意を題材にしたものが多い。瓶に如意が刺してある絵や瓶の取っ手として如意が描かれているものなどがある。「瓶」と「平」が同じ発音であるため「平安如意」と呼ばれている。2つの柿あるいは2匹の獅子と如意が一緒に描かれている絵があるが、それは「柿」と「獅」が「事」と同自発音であることから「事事如意」を意味している。蝙蝠(こうもり)と「寿」の字と如意の組み合わせは「福寿如意」、如意が2つの喜の字を貫いている絵は「双喜如意」、男の子あるいは宮女が如意を持って象に跨っている図は「吉祥如意」を意味している。

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