中国の七夕について

2013-08-05

中国では、草木の香り漂う季節旧暦7月7日(今年は8月13日)の夜に節句の一つである七夕を祝う習慣がある。この日はまた「乞巧節」、「女児節」とも呼ばれている。中国の伝統的な節句の中でも、特にロマンチックなこの日は、昔から女の子に最も好まれている風習である。

爽やかな初秋の満天の星空を東と西に分断するように南北に流れる天の川。向かい合う川の東西には、それぞれ織姫星(ベガ)と夏彦星(アルタイル)と呼ばれている光り輝く星がある。

七夕の夜には、座って織姫星と夏彦星を眺めるのが古くから伝わる中国人の習慣だ。伝承によれば、年に1度この日の夜に、天の織姫と夏彦(中国では牛郎と呼ばれる)はカササギの橋で出会う。織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。それゆえに、一般の女性たちがその織姫に知恵と裁縫の巧妙な裁縫技術を乞い、また円満な結婚を祈り求めることから、この日は「乞巧節」とも呼ばれるようになった。

中国の人々の伝説では七夕の夜に空を見上げると、夏彦と織姫が天の川で出会うのが見え、ウリ棚の下では、二人のロマンチックな愛のささやきが聞こえてくるといわれている。

女の子たちはこのロマンチックな夜に、旬のウリを並べて夜空に輝く月を見上げる。そして、天の女神に聡明な心や手先が器用になるよう祈り求め、さらには愛情に満ちた結婚も祈るのである。昔の女性にとって結婚は一生の幸福を左右する一大事であった。多くのカップルはこの日のしんと静まる夜に、星空を見上げて自分たちの幸せを祈ったのである。「人民網日本語版」

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