縁起いい漢字の「喜]

2013-06-28

漢字は中華民族の偉大な知恵の結晶であり、中国人の漢字の使い方はいかにも巧みである。漢字とはおもてむきの意味があるほかに、深い意味もある。たとえば、中国人に喜ばれる漢字の「喜」は、縁起を担ぐ役割がある。

「喜」の字の初文は、鼓の形に笑っている口の形を加えたものであり、喜び事を示した。その後、両手で「吉」の字を捧げ、下に笑っている口の形を加えて出来上がった。昔も今も、「喜」の字はうれしい気持ちを表現する時に使われる。

中国人は「喜」の字を人生におけるすべての吉祥や喜びを象徴しているものとして用い、五福(福・禄・寿・喜・財)の一つとされている。「喜」の字には「禧」と「囍」という2つの記号がある。「禧」は春節などの祝い事でよく使われ、すべてが思い通りにいくようにという意味がある。「囍」は「双喜」とも呼ばれ、結婚の際によく使われる。「囍」の深紅色で切ってつくられた紙は結婚式で欠かせないものになっている。結婚が吉祥如意であるということを表している。「喜」の関係で、中国語では「喜鵲」と呼ばれるカササギも縁起のいい動物になっている。つまり「カササギが鳴くと、祝い事が訪れる」ということである。

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