中国の伝統医学において、運動は養生の重要な一部で、その種類を外功と内功に分けられます。外部へ力を使うジョーキングなどは外功に属すが、八段錦、太極拳、五禽戯などは内功に属します。気が消耗され過ぎる強い運動と違って、内功では、力ではなく、意念を使い、気で肢体を動かせ、程良く、傷気耗血しないです。太極拳、八段錦は皆中医養生保健学の精華で、中医学では導引術とも呼ばれています。それでは、動画で中国・道家から伝わった5000年の歴史を持つ健康法「導引術」を学びましょう!第四回は「形意拳(けいいけん)」をご紹介します。
形意拳は、太極拳、八卦掌と同じように、中国武術の一派です。1860年代に河北省深県出身の李飛羽によって設立され、他の拳術ほど見栄えのする大技は少なく、非常にシンプルな拳風が特徴的です。 5つの要素のボクシングに基づいており、12種類の動物の特徴を取り入れて12の形をしたボクシングを形成しています。
套路は門派によって異なるが、5種類の単式拳『五行拳』と象形拳の『十二形拳』は共通しています。
『五行拳』は五行説にちなんで名付けられ、劈拳(金行)・蹦拳(木行)・鑚拳(水行)・炮拳(火行)・横拳(土行)からなっています。『十二形拳』は五行拳の応用形でそれぞれ動物を模したもので、龍形・虎形・猴形・馬形・鶏形・鷂形・燕形・𩿡形・鷹形・熊形・蛇形・鼉形の12種類からなっています。