特別なルートで回る特別な故宮

2022-01-29

通常、みなさんはおそらく午門——太和殿——乾清宮——坤寧宮——東西十二宮——御花園というルートで故宮博物院を見学するのでしょう。ここでは、このルートと違う、故宮見学の特別なルートをご紹介します。

午門にある展示ホールではよく展示会が行われます。事前に開催中の展示会の情報をチェックすることがおすすめです。午門から入って、右側にある協和門を通り抜けて北へ進み、武備館を見学してから、錫慶門を通って珍宝館に入りましょう。

寧寿宮に置かれている珍宝館は、その名の通り、さまざまな金、銀、玉、翡翠、珍宝で作られた礼器、祭器、冠服、装飾品、生活用品及び宮室内の調度品などを所蔵しています。

寧寿宮の北側の貞順門から出て、西に向かって歩くと、御花園に通じる順貞門に到着します。順貞門の東側から御花園に入ると、万春亭などの東屋や楼閣が見られます。

絳雪軒(現在の故宮文化製品専門店)の南側にある門から東六宮へと向かうと、まず鐘粋宮に出会います。鐘粋宮は故宮で唯一の古琴が展示されている宮殿で、古琴愛好家の天国です。

鐘粋宮の隣は景陽宮ですが、今は公開されていません。南へ行くと、承乾宮に着きます。承乾宮の南は景仁宮で、景仁宮の隣は延禧宮です。延禧宮は故宮で唯一の西洋建築ですので、非常にユニークです。

東六宮見学が終わってから坤寧宮に行って、故宮の中軸線を逆方向に歩いてみましょう。乾清宮と坤寧宮は皇帝と皇后の寝殿です。清の時代、坤寧宮は皇帝と皇后が結婚初夜を過ごす場所でもあり、重要な祭祀の場でもあります。乾清門を通ると、北から南へ、保和殿、中和殿、太和殿の順番で行きましょう。中軸線を見終わった後、もし疲れていたら、太和殿の西側にある右翼門を通って、氷窖レストランに行くといいでしょう。昔、氷窖は皇宮の氷が保管されるところでしたが、今は故宮のレストランになっています。ここでは、食事もできますし、故宮アイスキャンディーを試すこともできますよ。

慈寧宮と寿康宮は氷窖の北側にあります。慈寧宮は今、歴代の彫刻の常設展示の場所となっています。慈寧宮から出ると、西六宮へと向い、太極殿と永寿宮を通ると、翊坤宮と儲秀宮に着きます。儲秀宮から再び御花園に入ると、千秋亭が目に映ります。千秋亭と万春亭は御花園の両側に建てられ、院内にはほとんどの樹齢が300年以上の160本以上の古木が現存しています。

御花園を出ると、故宮見学ツアーが終わります。このルートは時間がかかりますが、故宮の現在開放されているエリアを可能な限り回ることができるルートです。せっかく北京に来て故宮見学をする方には、ぜひおすすめしたいルートです。

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