東来順レストランは1903年に創設され、民族の特徴を持つユニークな羊のしゃぶしゃぶで国内外に知られており、その後徐々に発展して涮、炒、爆、焼の四つの料理シリーズ、合わせて200以上の種類のハラル料理体系を形成しています。東来順は主に羊のしゃぶしゃぶ商品を販売し、秋と冬になると、東来順の門前には多くの車が詰まっており、賑やかな光景を呈しています。

100年以来、東来順は伝統を受け継ぎながら、数多くの地方料理の特長を受け入れ、味の開発に専念し、色、香、味、形、器の調和と統一を達成した独特な料理を作り上げました。有名な作家である老舎と彼の妻の胡潔青、中国画の大家斉白石、京劇の大家馬連良、張君秋などの名人は、生前によく東来順で客と友達を招待し、また東来順のために墨宝を残しました。国家の多数の指導者も生前に何度も東来順で宴会を設けて外国の元首と要人を招待したことがあります。アメリカのニクソン元大統領、キッシンジャー元国務長官、日本の田中角栄元首相、モザンビークのサモラ大統領、パキスタンのイシャク・カーン大統領、そしてイスラム諸国の多くの政府要人や外交官が、東来順の料理を高く評価しました。

東来順の料理の中で、羊のしゃぶしゃぶは間違いなく最も代表的なものです。東来順は羊肉の品質に対し、羊の産地、種類、齢から肉を使う部位まで厳格な規定を定めます。使用した羊肉は脂身でも脂っこくなく、赤身でも歯ごたえがあります。また、羊の生臭い匂いも全くなくて美味しいです。（叶威　訳)