北京の世界遺産・天壇公園を徹底ガイド!

2021-11-25

天壇は明朝の永楽18年(西暦1420年)に建てられ、故宮とともに北京のシンボルとされています。その凝らされた建築レイアウト、独特の建築構造および壮大な建築装飾により世界に名を馳せています。1998年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されまた。

敷地面積は約273万平方メートルの天壇は北京市の南部にある東城区永定門内通りの東側にあります。天壇は二重の壁により内壇と外壇に区切り、主体建築物は内壇にあり、南北貫通の通路である丹陛橋により、圜丘壇、皇穹宇に代表される南の建築物と、祈年殿、皇乾殿に代表される北の建築物が繋がっています。今回は天壇公園のおすすめスポットやアクセスなどを徹底ガイドしましょう!

○圜丘壇

圜丘壇は冬至の天祭り大典を行った場所として、主体建築物には圜丘、皇穹宇、配殿、神厨、三庫および宰牲亭、附属建築物には具服台、望灯などがあります。三階建ての圜丘壇は円形で、これは古人にとって天を象徴していました。

○皇穹宇

皇穹宇の庭園は、圜丘壇の外壁の北側にあり、ここは圜丘壇の祭祀位牌の供え場でもあり、南方面に三つの瑠璃門がつき、円形の垣に囲まれた南向きの建築物でもあります。主体建築物には皇穹宇、東・西配殿が挙げられます。皇穹宇殿内の斗栱と藻井は、古代中国の建築ではユニークなものでした。

○斎宮

斎宮はレイアウトも凝らされて、環境も優雅で、古代中国の祭祀斎戒用建築物の傑作です。無梁殿は斎宮正殿としても知られ、皇帝が天祭り大典を行う前の斎戒断食所として、祈谷壇内壇の南西隅にあります。

○回音壁

皇穹宇庭園の周りに、高さ約3.72メートル、厚さ0.9メートルの円形の壁があります。これが有名な「回音壁」です。人々はそれぞれ東・西配殿の裏で壁に近づき、静かに話すと、遠く離れても、お互いの会話をはっきりと聞こえてくると言われています。

○祈年殿

天壇の祈年殿は、28本のタブノキ製の大きなゴールデン柱によって円形に支えられています。中央の4本が「龍井柱」で、高さ19.2メートル、直径1.2メートル、上層のひさしを支持しており、朱色の下塗りに瀝粉や金箔張りの方法で絶妙なパターンに塗装された真ん中の12本のゴールデン柱により第2層のひさしが支えれています。

○神楽署

神楽署は、天壇建築物グループに属し、天壇の西外壇にあり、明・清朝における祭祀礼楽の演習場であり、明・清両朝の最高の礼楽学府と褒められています。

○皇乾殿

皇乾殿は普段「皇天上帝」と皇帝の祖先を祭祀する殿堂です。神々は家屋のような形をした神社に祀られており、旧正月の初日と15日には、祭祀を管理する局が掃除や線香上げのために定時的に役人を派遣していました。

入場料:

ピーク シーズン (4 月―10 月): 15 RMB;コンボチケット: 34 RMB

オフシーズン(11 月―3 月): 10 RMB;コンボチケット: 28 RMB

電話番号:010-67012483(昼)010-67013036(夜)

営業時間:

ピークシーズン(4月~10月):6:00~21:00

オフシーズン(11月~3月):6:30~21:00

住所: 北京市東城区天壇東里甲1号

アクセス:

地下鉄での場合: 地下鉄 5 号線に乗り、天壇東門駅で下車し、A 出口に出ると、天壇公園の東門をすぐに到着できます。

バスでの場合:

南門: バス17、36、53、62、122、141、958、または200外環線に乗り、天壇南門駅で下車します。

西門: 2、7、20、36、53、71、72、90、93、120、141、専153及び622のバスに乗り、天壇西門駅で下車します。

北門: 6、34、35、36、72、106、または 110 番のバスに乗り、天壇北門駅で下車します。

予約: 新型コロナ感染拡大防止期間中、ウィチャットでの公式アカウントを通して事前に予約する必要があります。(身分証明書必要)

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