2021年11月9日、北京什刹海の西にある清代の大邸宅、恭王府(きょうおうふ)で撮影した写真。清の乾隆帝の寵臣であった和珅の旧邸として知られている恭王府は世界最大の四合院であり、中国でいちばん無傷で保存された王府建築でもあります
北京什刹海は、風水的にとても良い場所とされています。ここに位置する清王朝時代の王府が多いです。そのうち、恭王府は清王朝時代の名残りが最も色濃く残る建物で、風水的にも最高のパワースポットとされています。ぜひ恭王府も訪れておきましょう。
恭王府は清王朝の全盛期から衰退までの歴史的過程を経験しており、豊かな歴史的雰囲気を持っています。「清の歴史の半分は恭王府にあり」というのは歴史地理学者の侯仁之氏によるコメントもあります。清の乾隆帝の寵臣であった和珅、清の嘉慶帝の弟であった慶僖親王=永璘、清の咸豊帝の弟であった恭親王=奕䜣がここに住んでいたことがあります。いずれも清の時代の重要な政治家であります。