北京古観象台は1442年、明の時代に製造されたものです。明と清の時代に皇帝の天文台として利用されていました。今は世界中で現存する世界で最も古い天文台です。

実は古観象台は元の時代に皇帝フビライ・カンが造らせた観賞台を基に建てられたものであります。明代には「観星台」と呼ばれていたが、清代に「観象台」と改称されました。

清代には天体の高度、太陽や星座の位置や動きを探るもの、天頂距離を測定するもの、月の満ち欠け、天体の方位角と高さを測るものなど８点の銅製の天文観測機械が造られました。

北京古観象台は、長い歴史と完備な建物や天文計器のため、明末から清代初期にかけて中国と西洋の文化交流の重要な場所となり、国内外で高い評価を得ていました。

1956年、北京古観象台は現在のような古代の天文観測器具などを展示した博物館となりました。建物の中には、中国の古代の天文学の資料展示があり、屋上には古代の天文観測機械の展示があります。

電話：010―65242202；010―65128923

住所：北京市東城区建国門東裱褙胡同2号