江南の風韻が四合院とめぐり合う!紅楼夢の舞台となった北京大観園

2021-03-01

北京市の南二環には、江南の雰囲気に満ちた四合院があります。これはドラマ『紅楼夢(1987版)』のロケ地となった北京大観園です。

北京大観園は1984年に建てられ、1987版『紅楼夢』を撮影するために作らたものです。小説の描写によって最大限に本の中の景色を再現しました。華麗な皇室庭園より大観園の方はロマンチックな雰囲気に満ちています。

「開門見山」と言う成語のように、大観園の南門から入ると、まず目に映るのは築山です。迷路のように小径が曲がり、やっと広い空地にたどり着く…まるで人生の道を歩いているように感じます。

小径を通り、溿湘館に着きます。ここは林黛玉の居所です。庭の中で竹の影が揺れ、壁や窓に竹の絵が描かれています。本で言うと、「鳳尾森森、竜吟細細、一面の青竹が取り囲みます」ということです。

夏や秋になると、漢服を着てここで大河ドラマのような写真を撮る人もいます。彼らもまた大観園の一風景となりました。

園子の右側からまっすぐ進み、稲香村と紅香園を通ったら蘅蕪苑に着きます。

蘅蕪苑は薛宝釵の居所です。庭には各種の巨石と藤のつるがまつわりついています。まさに「無情也動人(植物には人の感情はないが、人を感動させる)」ということです。ここの接客室と寝室で優雅な雰囲気が漂ってきます。

怡紅院に来ると、誰でも足を止めてゆっくりと鑑賞します。なぜなら、ここは賈宝玉の「温柔富貴郷」だからです。垂花門楼と抄手回廊、母屋に掲げられた「怡紅快緑」扁額…

境内に入ると、西府海棠と芭蕉の木が左右に植えられており、『紅楼夢』の小説を完璧に再現しています。

ここではたくさんの名場面があります。例えば、晴雯が扇子を撕き、劉おばあさんが酔っぱらうなど。

有名な「省親牌坊」は沁芳池の北岸にそびえ立っています。夏になると、両岸の木が茂り、散歩したり、写真を撮ったりして、ここは大観園で最も心地よい場所す。

それだけではなく、曲がりくねった回廊とそこに下げられた灯籠が互いに映え、古典的でロマンチックな雰囲気が感じられます。

建築界は大観園が紅学芸術、古建技術と伝統庭園建築の芸術を一つに融合したとしています。庭園界は大観園が中国の庭園に「名著園」という新たなタイプを追加したと認めました。文芸界は大観園が映画撮影と庭園の建築を結合した新らたなモデルを作ったと評価しています。

「天上人间诸景备,芳园应赐大观名(世界のあらゆる景色を一か所に集めたので、大観園と名付けられた)。」

春になり、色とりどりの花が咲いています。大観園の蝋梅もとっくに満開し、ここに来て花見をしたり景色を見たりして、美しい春を満喫しましょう。築山、流水、楼閣、仏庵、庭園、回廊…

本の中の世界で散歩してみませんか? 大観園に来ると、いつまでも『紅楼夢』の世界に入れますよ。

住所:北京市西城区南菜園西街12号

入場料:大人40元/人、学生・お年寄り20元/人(各種証明を持参してください)

営業時間:8:30-16:30

アクセス:バス122、351、395、56、59、744支線、800、819、922、939、423、721、特3「大観園」バス停

近隣に駐車場はございませんので、公共交通機関を利用してお越しください。 【文/怡格格 訳/李翊菡(実習) 】

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