【仪式感】(yíshìgǎn)
[名](儀式の時のような改まった)厳粛な心境.
「仪式感」は日本語でそのまま「儀式感」と言ってもお判りいただけるかと思いますが、気の引き締まった緊張感を表す表現です。非常に立体的な表現でわかりやすい感じがありますが、こうした感覚、実は生活の至るところにあるのではないでしょうか。
古代中国には、「沐浴焚香,抚琴赏菊(沐浴して香を焚き、琴を撫で菊を愛でる)」という言い方がありました。これは演奏行為に対する尊重を表すだけでなく、曲を上手く弾くための心構えともつながっています。
茶道でも同様です。茶碗を拭き、お湯を沸かし、お茶を点てるという細かな作業をこなすことを通じて、心に落ち着きをもたらすことができます。
現代の中国人は、効率を求め、テンポの速い社会に暮らし、食事はデリバリーか外食を食べ、読書はスマホで済ませ、音楽はMP3で聞き、人間関係はウィーチャットで維持するなど、便利なことは便利ですが、心に残る繋がりは少なくなっています。「仪式感」というのは物事や人間を大事してこそ持ちうるものです。普段から「仪式感」を意識しつつ生活して行きたいものだと思います。
では、ネット記事のタイトルを通して、「仪式感」の使い方を学びましょう。
使い方
[例文]有时我们需要的就是爱情里的仪式感。
[参考訳]愛には時として緊張感が必要だ。
[出典]http://www.sohu.com/a/228546541_486560
[例文]在退役上,我们是不是太缺乏仪式感了?
[参考訳]引退ということについて、僕らには厳粛さがなさすぎる気がする。
[出典]http://www.gamersky.com/201804/1038640.shtml
[例文]告别粗糙,生活需要仪式感。
[参考訳]大雑把な生活はやめよう。生活にはやはり緊張感が必要だ。
[出典]https://www.pcbaby.com.cn/home/410/4104068.html
[例文]以敬畏的名义,还传统一个仪式感。
[参考訳]畏敬の名の下に、伝統には厳粛に向きあおう。
[出典]http://news.sina.com.cn/o/2018-04-05/doc-ifyteqtq4357084.shtml
「中国国際放送局」より