中国文化に関する中国語・重阳节

2017-11-01

▲重阳节(chóngyángjié) 

・重陽の節句

2017年10月28日は旧暦の九月九日、「重阳节」にあたります。旧暦の九月九日の日は中国の伝統的な節句に当たり、「重九节」、「晒秋节」、「踏秋」とも呼ばれます。

中国人の思想に大きな影響を与えた古典書籍であり、儒教の古典「四書五経」の「五経」の中でも筆頭にあげられる『易経』(または『周易』)では、偶数が陰数、奇数が陽数と呼ばれています。九月九日には、陽数の最大のものである九が二つあり、陽数が重なることから、「重阳」と呼ばれるようになったとされます。

「重阳节」を祝う風習は中国の春秋戦国時代から始まり、唐代には民間の祝い事として定着しました。「重阳节」を祝う行事としては、秋のピクニックや山登りにでかけ、この季節に咲く菊の花を愛でたり、「重阳糕」というお菓子を食べ、菊の花を浸けた菊酒を飲んだりするのがポピュラーです。なお、1989年には九月九日が「中国老人节」(中国の敬老の日)と定められた他、2006年5月20日には重陽節の習慣が国務院によって国家クラスの無形文化財に指定されています。

「中国国際放送局」より

中国国際放送局

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