故宮博物院は中国最大の博物館であり、普段展示される文化財だけではなく、展示スペースが足りないや展示するたびに文化財がダメージを受けるなどの原因で、多くの宝は保存されているが展示するチャンスがない。そこで故宮は定期的に特別展覧会を開き、普段なかなか見れない文化財を限定期間に一般公開し、その魅力世に伝える。特に今年の9月から、いくつの特別展示会が頻繁に開き、前回紹介した趙孟頫の書画展に続き、今回は特別の『千里の山河ーー歴代青緑山水図特別展』を紹介する。
この特別展に展示される目玉作品は『千里江山図卷(中国語題:千里江山图)』、宋代の名家王希孟が十八歳のときに描いた画。「中国の十大名画」とも称されるこの画は、展示する機会が極めて少なく、なぜなら千年の歳月を経った今、開くたびに顔料が落ちたりして画にダメージを加えてしまう。展示の回数を減らすのも文化財を保護する一つの方法だ。
この幻の名画を今年の9月から12月まで故宮博物院に展示することになった。チャンスを逃したら次はいつかは分からない。北京旅行を計画中の方ならぜひ行ってみてください。
<INFO>
場所:故宮博物院の午門正殿と東西雁翅楼
展示期間:2017/09/15~2017/12/14
#故宮に行く方法はこちらを参照してください:
https://japan.visitbeijing.com.cn/a1/a-XCX8XBCFDDA6D00911E6F5
#画像は故宮博物院の公式サイトから:
http://www.dpm.org.cn/collection/paint/228354.html?hl=%E5%8D%83%E9%87%8C%E6%B1%9F%E5%B1%B1%E5%9B%BE