『シティハンター』の生みの親は作品を中国に「嫁」に出す気持ち 中国版映画が2017年撮影開始

2016-10-17

提供:東方ネット編集者:曹俊

『シティハンター』IP授権式現場(写真:海日娯楽)

『シティハンター』が日本の漫画の傑作であることは言うまでもない。これまで31年間に長きに渡って連載されてきた。1985年の連載開始から2年後にアニメ化され、また1993年にはジャッキー·チェンの映画版、2011年にはイ·ミンホを主演にした韓国版ドラマも作成された。そしてまもなく、『シティハンター』は中国に上陸、中国版映画として撮影開始される予定である。作品は中国でよく知られている俳優·黄暁明が出品者兼主演で、唐季礼が監督を務める。またヒロインに関しては世界中から選ばれる予定とのことで、これは東方ネットの記者が11日午後、上海ガーデンホテルで開催された「日中映画&ドラマコンテンツ産業交流会2016」で初めて得た情報である。

取材を受ける黄暁明(写真:海日娯楽)

『シティハンター』のファンが中国版映画を制作

この漫画の大ファンといえば黄暁明を真っ先に挙げてよいだろう。黄暁明は『シティハンター』のIP授権式の挨拶で次のように語った。「私は8歳の時に『シティハンター』を好きになりました。学校が終わってバスに乗って家に帰るとき、読書亭に寄るためにいつもバスを降りて5分歩き、1角で漫画本を借りたんです。お小遣いがなくなるまでね。」「漫画を買うためにがんばってお年玉を貯めて、最初に買ったのが『シティハンター』でした。」

監督の唐季礼も漫画の大ファンだ。27歳の時『シティハンター』を好きになったそうである。特に、ヒロインの香さんが好きだったけれど、彼女のそばには背が高くて格好いい、完璧な冴羽獠がいるため、「彼女」にしたいという思いをあきらめたという。今回、好きな作品を映画にするチャンスを得て、非常に光栄だと思っている。自分のオリジナリティを活かした作品にしたい。主演は黄暁明以外には考えられないが、もう少しスマートな感じにしたいと思っている、と述べた。

また黄暁明はキャラクターについて言及してこう述べた。私はファンとして非常に責任が大きいと感じている。IPが高価であるからこそ、しっかりした演出をしなければならない。映画の中で、主人公の冴羽獠はハンサムでスマート、クールでありながら、香に対して深い感情を持っている。自分の性格は冴羽獠ととても似ていると思う。キャラクター作りでは原作を尊重して近づく努力をしたい。そしてスクリーンとアクションでは原作を超えた表現をしたいと思っている。

単独インタビューの時に黄暁明はみんなから太ったのではないかと言われた。これに対してはアンジェラベイビーが妊娠してるので、残り物を食べて太ってしまったと答えた。しかし映画のアクションシーンに合わせるように、フィットネスに励んていることも明らかにした。

黄暁明と6名の共演者(写真:海日娯楽)

中国映画+日本マンガモードで、日中文化交流を促進

黄暁明は『シティハンター』中国版の俳優であると同時に、同作品のプロデューサーでもある。2年間ほどの交渉期間を経て、昨年、つまり、『シティハンター』連載30周年のとき、作品の映画、テレビ、舞台、ネットドラマの7年間の著作権を獲得した。

原作者である北条司は特別に挨拶の手紙を寄せ、現場に行くことはできないが、唐季礼と黄暁明が表現する冴羽獠と香の物語に非常に期待している、とエールを送った。

ヒロインの香は『シティハンター』の生みの親の一人·コアミックスの堀江信彦社長の娘の名前である。堀江氏は「娘」を中国に「嫁」に出す気持ちでいるので、みんなに可愛がって欲しいと期待している。日本が著作権を持つ優れた作品を映画化するのは日本の漫画家の昔からの夢である。中国映画+日本マンガのモードが今後も発展して、日中文化交流を促進することを祈っている。

「日中映画&ドラマコンテンツ産業交流会2016」は、DI(上海)、海日娯楽、上海華厳文化などが主催して行っている。日中の著作権所有者、プロデューサー、投資者などの交流と協力を通じて、日中両国の文化産業の発展に貢献することを目指している。

提供:東方ネット編集者:曹俊

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