

3月25日に放送された中国の歌番組「我是歌手」で、歌手の張信哲(ジェフ・チャン)は、香港を代表する作詞家・黄偉文 (ウォン・ワイマン)が作詞を担当した、張国栄(レスリー・チャン)の楽曲「這么遠那么近」を熱唱した。この曲は、2003年4月1日に亡くなった張国栄の遺作となったアルバム「CROSSOVER」に収録されている。同日から、張国栄が女優の梅艷芳(アニタ・ムイ)や張曼玉(マギー ・チャン)と共演した「君が好きだから(原題:縁份)」(1984年)も、30年以上を経て再上映され、20代だった張国栄や梅艷芳の姿を見て、多くの人が感激いる。先祖を祭る中国の伝統的な祭日「清明節」を4月4日に控え、1日には張国栄が亡くなってまる13年を迎えるのを機に、このような方法で追想が行われている。中国日報網が報じた。
1956年生まれの張国栄は、生きていれば今年で60歳。「君が好きだから」の再上映は大きな意義がある。同映画のヒロインである梅艷芳は当時21歳で、お金持ち一家の気ままなお嬢様を演じ、第4回金像賞で最優秀主演女優賞も受賞した。
上映から6日で、同映画の興行収入は1千万元(約1億7500万円)を超え、その口コミは「バットマン vs スーパーマン」や「レヴェナント: 蘇えりし者」を上回っている。張国栄を追想するほか、「君が好きだから」の上映は、香港映画ファンにとって、自分の甘くて苦い青春時代を思い出す機会となっている。あるファンはネット上に、「悩ましく、ナイーブだった私の青春時代を代弁するかのような映画。張国栄と梅艷芳がいてくれたから、その時代を乗り越えられた。同映画のスクリーン占有率は低いものの、毎回満員御礼になっており、往年のファンと思われる中年の男性が横で私よりはしゃいでいた」と書き込んでいる。
「君が好きだから」は、大学を卒業したばかりの張国栄演じるPaulが、地下鉄で張曼玉演じるMonicaに偶然出会い、彼に一目ぼれした梅艷芳演じるAnitaと、気ままでロマンチックなラブストーリーを展開する。同映画のロマンチックなストーリーが人気を博しただけでなく、張国栄が歌う「Monica」も大ヒット。当時28歳だった張国栄、20歳だった張曼玉、21歳だった梅艷芳にとっては出世作となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月1日



