北京地下鉄のたび―八宝山駅

2011-10-24

八宝山は東西に2つの峰から成っており、海抜は103メートル。北京の西山(西部の山地の総称)の前に広がる平原の中の残丘である。なぜ、八宝山と呼ばれているのか?民間に伝わる伝説には、山中の洞穴には、八つの宝が埋まっているそうだ。金の牛、金の馬、金の鳥、金の臼、金の研ぎ道具、金の豆、金のちりとりと金のかごである。しかし、実際には、ここは耐火土、白土、灰石、赤土、石炭、カオリン、砂利などの建築材料が豊富に産出する山々であり、文字どおりこれが、現代の「宝」となっている。

周辺観光スポット

八宝山革命公墓

この公墓(共同墓地)は最高レベルの園林式の墓地である。ここはかつて明、清時代の宦官たちが余生を過ごした場所であった。1946年に国民党政府がここに烈士のための祠を建て、1949年新中国成立後は政府の要人が埋葬される場所となった。また著名な科学者、作家もここに眠っている。

公墓内はいくつかの区間に分けられ、一般の人が参観できる区域は限られており、また許可証が必要な区もある。しかし清明節には、一部が一般開放され参観することができる。

アクセス:地下鉄B出口より東へ徒歩500メートル。

博古芸苑工芸品市場(博古艺苑工艺品市场)

1998年にリサイクル市場として開かれたが、現在では骨董市場となっている。

骨董市場はいくつかあるが、ここはいくらか喧騒が少なく、静かに過ごせる場所である。古代を思わせる明、清時代の建物や、元時代の崇国寺の十方塔が模して作られ、あたりを鳥かごを手にさげた老人が歩いてゆく。まるで皇帝の庭園を歩いているような感覚を覚える。毎年、こおろぎを戦わせる競技イベントが行われ、春節(中国のお正月)期間には骨董縁日が開かれる。

アクセス:地下鉄B出口より北へ徒歩150メートル。

北京国際彫塑公園(北京国际雕塑公园)

この公園は北京10大公園の1つとして、2002年9月にオープンし、現在は北京最大の彫刻と塑像をテーマとした公園となっている。園内には40の国と地域からの優れた彫刻レリーフ、壁画が180あまり置かれ、芸術観賞、研究と芸術の普及、さらに娯楽、リラックスの場が一体となった総合公園として親しまれている。

入園料金:10元/人6:30~21:00

アクセス:地下鉄C出口を出てすぐ。

中国国際放送局(中国国际广播电台:CRI)

国営のラジオ放送局で、1941年から世界へ向けて情報を発信している。現在59の言語による放送を行っている。日本語放送は、毎日日本時間の午後7時からで、その日ニュースと文化、経済に関する番組を放送している。

アクセス:地下鉄D出口より東へ徒歩100メートル

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