三元橋駅(三元站)は、北京首都国際空港を直接結ぶ空港線への乗り換え駅である。空港線が開通したことによって、周辺にはホテルやショッピングモールが建設された。東エリアには798芸術区や草場地芸術区や中央美術学院など、北京のアート界を牽引するスポットがあるが、まだこのエリアには地下鉄が開通しておらず、この駅が玄関口となる。

観光スポット

中央美術学院

中央美術学院は1950年4月に国立北平芸術専科学校と華北大学の3つの美術系学部が統合され成立した総合芸術大学。学院の題字は毛沢東の筆によるものだ。もともとは王府井にあったが2002年に現在の朝陽区に移転した。グレーで統一されたモダンな外観はひときわ目をひく。日本人建築家の磯崎新が設計した付属の美術館は、一般公開され定期的に企画展が行われるほか、学生の作品も楽しむことができる。

アクセス：地下鉄C出口出て、975番のバスに乗り換え花家地南里で下車。

798芸術区

798芸術区、もともとは芸術家たちが、国の軍事基地跡をアトリエとして使用したのが始まり。それが国内外のメディアに取り上げられ、多くの人が知るところとなった。今はアトリエのほか、ギャラリー、ブックショップ、ミュージックショップ、カフェ、レストランが数多く造られ、アート好きな人たちが集う場所となっている。アニメ、映画、出版、デザイン、コンサルタントなど、およそ400の文化、芸術関連機関がこのエリア内にある。フランス、イタリア、イギリス、オランダ、ベルギー、ドイツ、オーストラリア、日本、韓国など海外の施設も数多くある。展示だけでなく、ライブやイベントも行われ、常に新しいものを生む出す発信地となっている。

アクセス：地下鉄C1出口出て、970番、923番、915番、942番のバスに乗車、大山橋で下車。