国家大劇場は北京市の心臓地帯、西長安街の沿線、人民大会堂と天安門広場に隣り合ったところに位置し、占有面積は11.89万平方メートル、総建築面積は21.75万平方メートル(地下駐車場の4.66万平方メートル近くを含みます)。

国家大劇院センターの建築は独特の殻型の造型で、高さ46.68メートル、地下最深部は32.5メートル、周囲の長さは600メートルあまりにも達する。殻の表面は18398個のチタンプレートと1226個あまりの超透明ガラスを巧みにつなぎ合わせて、舞台のとばりを作り出している。

幕をゆっくりと開ける視覚効果。殻の周囲は面積が3.55万平方メートルにもなる人工湖と大きな緑を植えて作られた文化と憩いの広場で、大きい劇場の外観を美しくするだけではなく、人と自然の調和と融合という理念をも表している。

国家大劇院北入口と地下鉄天安門西駅は繋がっており、入口にチケット売り場のあるホールがある。きらめく幻想的な80メートルの水中回廊を通り、オリーブホールからエスカレーターに乗り劇場の公共ホールに入ると、三つの専門劇場が目の前に現れる。中間はオペラハウス、東側がコンサートホール、西側が劇場で、3つの劇場は比較的独立しており空中回廊が連絡通路になっている。2398席のオペラハウスでは主にオペラ・バレエなどの公演が行われる。2019席のコンサートホールでは大規模なオーケストラやの民族音楽のコンサート、1035席の劇場では伝統劇や新劇などを上演している。

国家大劇院の中には、三大専門劇場と一つのの試験的小劇場のほか、水中回廊・展示ホール・オリーブホール・図書資料センター・記者会見ホール・屋上活動エリア・記念品店・喫茶店など、皆さんの文化生活を豊かにするための創造的活動エリアがあり、大劇院の限りない魅力である「第五空間」が表現されていると言える。ぶらぶら歩く中で、芸術的感受性を磨き、精神上の喜びを得ることが出来る。

大劇院の中には劇場の一連の設備が整えられており、メイク室・スタジオ・稽古室・指揮者楽屋・役者楽屋・役者控え室・衣装室・道具室・セット室・貴賓ホール・儀礼ホールなどがある。

国家大劇院の建設は改革開放の大きな成果で、総合的国力が文化領域の内側の体現を昇格させ、党と国家が社会主義のもと先進的文化建設・社会調和の自信と決心の促進を強力に推し進めたことは明らかだ。中国最高の芸術表現センターとして、国家大劇院は人民性・芸術性・国際性という目的を受けて、「芸術が生活を豊かにする」という価値の理念を核心とし、国家の芸術表現の最高の殿堂になるよう努力している。芸術教育普及のリーダー、国内外の文化交流最大のプラットフォーム、文化のアイデア産業の重要な基地、世界でも有名な大劇院の指導者級のメンバー。