Q:食事のマナー?
中国の宴席にアルコールは欠かない。日本で馴染み深い紹興酒は食欲増進のための軽いお酒で、中国の宴席では「茅台酒」、「二鍋頭」などアルコール度数が非常に高くて強い白酒を好む。中国料理は栄養価と美味しさを重んじると同時に、料理の配膳順序も大切にしている。中国では「前菜→メインディッシュ→スープ→点心→デザート→果物」の順。中国の8大料理の宴席も一般の宴席も、基本的にはこのようなコースになっている。 宴会や接待では、食事を残すことで「満腹です。満足しました」と招待者に意思表示をすることになりますが、普通の食事の際はすべて食べてかまわない。ただし全体的に料理の量が多いため、最後のほうに出される料理が食べられなくなったり、食べすぎたりしやすいので注意が必要。
Q:支払い&チップ?
支払いはテーブルで済ませるのが一般的。食事が終わり、支払いをする場合は、店員に「結帳(ジエジャン)」と声をかければOK。最近は、レジで先に支払いをしてからレシート(食券の役割)を店員に渡すお店や、注文時に先払いのお店も見かけるようになってきた。
中国人と食事をする場合、割り勘をお願いするのは失礼にあたるのでは?と心配することもあるでしょう。基本的に失礼ではない、あまり一般的ではない。中国では「請客(チンクー)」といって、誰かひとりが全額を支払い、一緒に食事をした人にごちそうする習慣がある。割り勘は中国では、AA制(エイエイジー)と呼ばれる。請客の習慣がない外国人が割り勘を申し出た場合、きっとすんなりとその申し出を受け入れてくれるはず。
また、中国にチップの習慣はない。中国系のレストランならば、高級店であってもチップは不要。一流ホテル内のレストランなどでは、たいてい会計に15%のサービス料が含まれている。含まれていない場合は、会計の10%程度をチップとして置いていってもいい。消費税などの税金はかからない。