北京の地下鉄の旅―西直門駅

2012-07-13

西直門は元時代は「和義門」と呼ばれていた。明の永楽時代に現在の名前となった。明、清時代には北京から西部の山間部へ続く門で、北京に内城にあった9つの門の中でも規模が大きいものだった。さらにこの時代、北京の水質はあまり良いものではなく、宮廷用の水が毎日玉泉山から運ばれる際、必ず西直門を通るため「水門」とも呼ばれていた。1969年に地下鉄工事が始まり、城門や城壁にあった櫓は撤去された。歴史ある西直門に昔の面影はない。今は近代的なビルが立ち並び、都市発展を象徴している。また2号線、4号線の乗り換え駅でもあり、西部の主要な交通の要衝にもなっている。

西直門駅から北京動物園や大鐘寺などの観光地へのアクセスは便利である。また周辺には、北京の有名な大学も点在しているため、毎日利用している人は大勢いる。

観光スポット

大鐘寺古鐘博物館

大鐘寺はもともと覚生寺という名前だった。清代には重要視されていた寺院の1つで清代の文献によれば、北京には291箇所の寺院があり、このうち大鐘寺は万善殿や万寿寺に続くものだった。創建は1733年で、雍正帝の命令で造られた。現在寺院の山門の上に掲げられている額は雍正帝が書いたものだ。かつて寺院に残された文物は多くが失われたが、博物館には永楽大鐘と鐘器が収蔵されている。もともとは寺院のものではないが、宋代のものもあり、この最大で最古の鐘の名は永楽大鐘で、寺の名前はこの鐘に由来している。

アクセス:地下鉄A出口出て、北へ。北三環路をそのまま渡り、北三環路に沿って西へ徒歩5分。

北京動物園

明の時代、ここは皇室の荘園だった。清代の初めに皇族の個人庭園となった。さらに清末期に農業試験場となり、皇族が観賞するための動物が飼われていた。その数およそ200匹。多くはドイツから輸入されたものだった。現在の北京動物園は、これらの遺物。文化大革命の時には、"打倒されるべきもの"として破壊されたが、残された古い写真をもとに再建され、現在に至っている。

入園料:15元/人

入園時間:4月1日~10月31日7:30~18:00 11月1日~3月31日7:30~17:00

北京海洋館

北京海洋館は、動物園内にある。現在、世界最大の海洋館となっている。展示されている各種の魚は数万尾、そのうち海洋観賞魚類と淡水観賞魚類はおよそ1000種類あまり。このほか、イルカやクジラのショーもある。炎天下の夏にはお勧め。

入館料:100元/人(子どもは50元)※動物園の入園料も含む開館時間:9:30~17:00

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