中秋節の歴史について

2012-09-19

中秋節は中国の伝統的な祝日。史書によると、最初に「中秋」と言う言葉を記したのは「周礼」だった。唐代に入って初めて、中秋節はようやく祝日として決められるようになり、「唐書太宗記」には、「八月十五日、中秋節なり。」と記述されている。宋代に入ってから、中秋節は流行し始め、明、清になって、春節(旧暦の元旦)と肩を並べるほどの重要な祝日の一つとなった。中国では、中秋節は春節に次ぐ二番目の伝統的祭日でもある。

中国古代の暦法によると、旧暦では、八月は秋の半ばにあり、秋の二つ目の月にあたるので、「仲秋」と呼ばれている。そして、八月十五日は「仲秋」期間の中ごろにあるため、「中秋」と称されている。

中秋節は他にもいくつかの別称がある。例えば、中秋節の期日は旧暦八月十五日であることから、「八月祭り」、「八月半ば」とも呼ばれている。そして、中秋節の際に行う主な活動は月に関わりを持つため、「月の祭り」、「月の夕」とも呼ばれている。また、中秋節には、空に現れる真ん丸い月は家族団らんを象徴するため、「団欒節」とも言われている。

唐代、中秋節は「真ん丸い月の日」とも名づけられた。「団欒節」にまつわる記載が最初に現れたのは明代だった。中秋節の夜、中国の広い地域では、「月餅に似た団欒を象徴する焼きパンを作る」風習がある。団欒の焼きパンは、中身が砂糖やゴマ、金木犀の花、野菜であり、外皮には、月や桂、兎などの図案が押されている。月を拝んだあと、家族の年長者は人数によって焼きパンを分け、みんなに食べられるようにする。また、留守にした家族にも残しておく。

中秋節の頃、雲が少なく、霧も薄いため、月光が白くて明るくさしている。民間では、月見や月を拝む活動や、家族の団欒を祈るための月餅を食べる風習など、様々な行事が行われている。地方によって、「草の竜を舞わせる」、「宝の塔を建てる」などの活動が行われる所もある。月餅のほかに、中秋節の美食として、時節に応じた種々の新鮮な果物や干した果物なども挙げられる。

中秋節の時間

毎年の旧暦の八月十五日は伝統的な中秋節。この頃は秋の中旬なので、中秋と呼ばれる。また、中国の旧暦によると、一年間は四季に分けられ、季ごとに孟、仲、季に分けられているので、仲秋とも呼ばれる。今年の中秋節は9月30日。

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