春節の飾り・年画

2013-01-31

中国には年越しの際に、玄関や室内に年画(旧正月を祝うめでたい図柄の絵)を貼る習慣がある。「お金があってもなくても、年画を買って年を越す」といわれ、かつて古人は、レンガのレリーフを玄関の上に飾ったり、門神を描いた絵を門戸に貼ったりして、厄や邪気をはらった。

大晦日の前にどの家でも年画や神さまの絵、対聯を貼る。年画は年に一度張り替えられ、1年間飾られるので「年画」と呼ばれている。庶民の年画や神さまの絵は俗に「喜画」と呼ばれ、一般的には年画は室内に、神さまの絵は門に飾られ、新しい年の吉祥を祈願し邪気を追い払うとされている。

『ネズミが妻を娶る』と呼ばれる年画は庶民の間でよく知られているものだ。大晦日はネズミが結婚するのに良い日とされている。人間は食べ物をベッドの下や台所に置いてネズミの新郎に贈り、来年の五穀豊穣をお祈りする。

ところで、宋代以降は木版印刷の出現により、年画が急速に発展した。伝統的な年画はおもに木版印刷だったため、「木版年画」と称された。清代になると、木版年画の産地はあまねく全国に分布した。とりわけ天津の楊柳青、山東の楊家埠、河南の朱仙鎮、蘇州の桃花塢などの年画が有名になった。

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