北京にしかない工芸美術品・景泰藍

2013-02-22

ご存知だろうか、景泰藍は北京の特産品として知られ、世界中の観光客や収集家から注目を集めている。

景泰藍とは銅製の七宝焼きのことであり、その製造の歴史は中国の元代までさかのぼる。明代の景泰年間(1450年~1456年)に最盛期をむかえ当時は青いものが多かったために『景泰藍』と称されていた。

景泰藍は紫色の銅を白地とし、いろいろな型をつくり金線或いは銅線でいろいろな花の形にして中にエナメルの釉を入れる。それを焼き、磨いて金メッキなどの製造工程を踏んで作られる。特有な形と精巧な作り、表面の図柄は荘重、豊かな色彩で全体は煌びやかで美しいという民族的な特色のある景泰藍は中国の伝統的な輸出工芸品。

新中国が成立した後、景泰藍は時代の変化を経てかなり発展した。現在、景泰藍には景泰藍と花糸景泰藍の二種類がある。そして景泰藍はさらに金地景泰藍と藍地景泰藍の2種類があり、花糸景泰藍も金糸細工、銀糸細工、藍糸細工の3種類に分けられる。花糸景泰藍には金地泡糸と銀地泡糸の製品も含まれる。景泰藍は世界中で好まれ、今やリビングに置くインテリアとして欠くことのできないものであり、今後も衰えることのない工芸品になるだろう。

景泰藍は堆朱や玉細工、象牙と共に北京の四大名工芸品と呼ばれ、工芸美術の世界でも輝かしい名品といえる。その悠久の歴史や優雅な造型、目を奪われるような美しい色合い、華やかな模様、いろいろな種類の形、華麗で立派な見た目、及びすべて手作業で作られている工夫と職人の知恵などの結晶である景泰藍は北京にしかない特別な工芸美術品である。

この素敵な工芸品、インテリアや贈答品、記念品にピッタリ、北京に来たらお見逃しなく!

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