妙峰山風景名勝区

2013-02-26

妙峰山は国家3A級観光名所である。北京市門頭溝区妙峰山鎮にあり、109国道から34kmの場所で、北京市区からは55km、人文と自然風景が一体となった自然風景の観光名所である。妙峰山惠济祠などの寺院群は廟宇遼金時代に建てられたが、度重なる戦争によってごくわずか残るのみとなった。1986年、関係部門によって再建され、1988年に竣工し一般に開放された。

特色

妙峰山は太行山脈にあり、火成岩で構成され、主峰の海拔は1,291m、「古刹、奇松、怪石」で世に知られた観光スポットである。妙峰山の峰は広く、新鮮な空気が溢れ、木々が生い茂り、生気に満ちている。多くの植物や良質な漢方薬の原料があり、また様々な種類の珍しい草花が四季を通じて咲いている。桃、ライラック、エゴノキ、ツツジ、菊、バラ、梨などの花が咲き乱れ、「周囲の山々の美しさは絵画の如し、花が見られない日は無い」という景色を造り出している。「華北一絶」と言われるバラもあり、華北地区最大規模の伝統的な縁日も開催される。ここは、北京周辺で最も文化的な雰囲気が漂う名所の一つである。重要スポットとしては、主峰にある惠济祠などの3つの廟宇群(惠济祠、回香閣、玉皇廟)で、山の地勢をうまく利用して建てられ、不揃いであるが趣がある。14軒の殿堂は、それぞれ仏教、道教、儒教、民間等の神が祀られており、明清時代の北方民衆の信仰の中心であった。

妙峰山の伝統的な縁日は、明朝末期より始まり、現在に至るまで400年以上の歴史がある。毎年、旧暦の四月一日から十五日まで、全国各地から信者が集まり、縁日に参加する。お線香を上げ、芸を披露して山に捧げ、茶や粥をふるまう。縁日の様子は壮観で、信者の誠意はまれにみる慎み深さがある。清代の富察敦崇氏が書いた「燕京歳時記」には「妙峰山は毎年四月になると、線香を上げる数は最高潮になり、人々は煙の中で踊り、馬車が行き交い、夜にはたくさんの灯りがともる。そこは最も信者が集まる場所であり、天下一である」と記載されている。1925年、北京大学国学研究所は妙峰山廟会について専門調査を行い、「妙峰山進香専号」を出版した。この調査は中国における野外調査の先駆けとなり、それゆえに妙峰山も民俗学界に中国民俗文化の発祥地と認識された。

アクセス:地下鉄リンゴ園駅で下車し、路線バス326路に乗る。

入場券:20元、学生、老人、身体障害者は10元。

開放時間:夏は6:00~21:00、冬は7:00~19:00。

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