凧といえば、山東潍坊の凧が有名

2013-04-02

山東省濰坊(いぼう)は宋代の頃より民間に広まり、中国四大凧産地のひとつとなるまでに発展した。これは北に渤海湾、南に黄海があり、雨が少なく風向きが一定である地理的特徴と、この地域で盛んな木版年画の技術や材料が存分に生かされたことが大きな要因といえるであろう。

濰坊凧の種類は300種類以上、その構造も多種あるが、特に動物、鳥、植物、物語などの生活や民俗を反映した形が多く、凧は安定し、非常に高く揚がるのが特徴である。現在、山東省濰坊凧は中国無形文化遺産に指定され、また濰坊市は「世界凧の都」とされ毎年国際凧フェスティバルが開催されている。

濰坊の「世界の凧博物館」は、中国の初めての大規模の凧博物館であり、建築面積が8100平方メートルである。建物の造型は濰坊のムカデ凧の形を模造したデザインは国内でも独自の魅力と風采のある「世界の凧のまち」の象徴を表した建物になっている。館内には歴史文化展、濰坊凧の逸品展、世界の凧の逸品展、中国の凧の逸品展、凧の総合機能展、濰坊国際凧会、民間工芸展と凧の映像ホールの全部で八つの展示ホールがある。それぞれ凧の歴史、応用、変遷と発展、濰坊凧の流派と分類、国外の凧展、国内の凧の流派、凧の逸品、国際凧会などの内容が紹介されている。展覧は筒式、板式、硬翼、柔翼、連結式という五大種類の凧の逸品百枚と精確な凧の文化財の資料、写真、文字絵画300数件などを主に展示している。

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