世界麻雀組織によると、「麻雀博物館」（＝千葉県いすみ市）の所有者である野口恭一郎元会長の遺言で、ラスト・エンペラーの溥儀氏が使用した麻雀「五彩螺鈿牌」を含め、大量の収蔵品を中国へ返還するということである。

これら収蔵品には宮廷用の麻雀も含まれ、純銀製、翡翠製、サイの角製の牌、袁世凱氏の陶磁牌、梅蘭芳の麻雀牌、明朝の馬吊牌など、麻雀関係の貴重な文化財が多数収蔵されている。中でも、ラスト・エンペラー溥儀氏が使用した「五彩螺鈿牌」は麻雀博物館で最も貴重な展示物である。

昨年末、麻雀博物館は入札開始額16億円で3万点あまりの収蔵品を北京市でオークションする予定であったが、中止となったということである。