

「籬苑本屋」は北京懐柔の風景秀麗な交界河村の知恵谷に位置し、面積は170平方メートル以上、160万元余りを投資して作られた。京承高速道路に沿っていき14出口から出て、雁栖湖の方向へ向かう。その途中にはくねくねしている山道を通っていく。交界河村の知恵谷に到着すると、「籬苑本屋」はそこにある。

本屋の建物は周辺の環境とよく調和され、デザイナーは現地の村民が普段使っている薪を採用し、ガラスのカーテンウォールの後に配置して垣根を作った。本屋は鋼とガラスとミックスされた構造になっており、日当たりが良くて強度も高い。外壁の材料は現地の村民の薪、すなわちアカシア、桑木など10数種類の木の幹である。太陽の光は木の板の隙間を通り抜け、濃厚な文芸的雰囲気が醸し出されている。

靴はドアの外に置く必要がある。ゆっくりと本屋の木の床に踏みこめば、自然な方法で自然と触れ合えるだろう。青い山々、緑に満ちた谷、落ち葉などに囲まれている図書館は、自然の香りと本の香りに溢れている。空間は雑然としながらも趣があり、ここで本を読むのはさらに面白い。疲れたらちょっと休憩して、写真を撮ったり、窓外の風景を眺めたりして、ほかの事を楽しむのもいいだろう。読書好きの人々は秩序もしっかりしているようで、大人も子供も静かに自分の世界に夢中になっている。

ここには様々な本がある。文学、歴史、哲学、地理などをメンイにして、普通の本も多い。最新の本もずらりと並べられている。たとえば「甄嬛传」、莫言の本もある。本はほとんどは新品で、海外の名作まで揃っている。

ここでは三冊の本を自分で持ってくると、一冊の本を持って帰ることができる。そうすることによって、図書館の本の数が増えるだけでなく、本と人との交流も増えていくことが出来るだろう。籬苑本屋は山の谷に位置しているが、現地の住民ばかりではなく、北京っ子の読者の間でも人気だ。



