北京城東南角楼 明清時代の唯一現存する楼閣

2013-08-21

北京城東南角楼は明清時代の北京城の四隅に造られた角楼のうちで、唯一現存する楼閣である。北京城の東南に位置することからその名前が付けられた。残された城壁部分とつながっており、城壁上に出られる。内部には現代アートが展示されている。Red Gate Galleryがあり、歴史的な建築が芸術表現の場となっている。

東城区の崇文門東大街の北側に位置し、京城の内城隅櫓のひとつである。明代の正統元年(1436年)に建築が始まり、清代にはここが内城の東南角であった。角楼の中で唯一保存されたものである。すぐ北側には鉄道が敷かれているが、角楼の西側には現在も数100mにおよぶ内城の城壁が残っている。また新しく補修が施され、城壁の南側に沿って公園が築かれている。

清代において京城の城門と城壁の防備は八旗に分掌されていた。崇文門から東南角楼のある東便門までの区間は正藍旗によって看守されており、東南角楼が聳える地上12mの高さの城台の上には、正藍旗が旗杆の固定に用いた石版が残されており、清代の京城を偲ぶことができる。高さ29mの角楼は、計114射撃用の小窓があり、京城防備のために外敵に備えられていた。現在は観光客用に一般開放され、ときおり企画展が催されている。また城台上に1963年に広安門駅で発見された明の崇禎10年(1638年)製の砲身225cmの鋳鉄大型火砲一門が安置されている。北方の清の脅威に備えて明末に製造された西洋式のカノン砲である。

FEE:一般10元

OPEN:9:00~17:00

ADD:東城区崇文門東大街東便門

TEL:(010)65270574

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