鄭暁竜監督が手がけるテレビドラマ版「紅高粱」（赤いコーリャン）で、ヒロインを周迅（ジョウ・シュン）が演じることが先ごろ報じられたが、男性の主役は確定していなかった。プロデューサーの曹平氏はこのほど、「余占鰲」役に朱亜文(チュウ・ヤーウェン)を起用することを明らかにした。揚子晩報が伝えた。

朱亜文は「闖関東」（「関東」（山海関の東）への進出、の意味）、「高粱紅了」（色づくコーリャン、の意味）など農村や時代をテーマにしたドラマに出演し、経験も豊富だ。曹平氏によると、監督らはカメラテストに参加した俳優のこれまでの出演作も参考にしたものの、最終的にはカメラテストで決定したという。3回にわたるカメラテストによりスタイルや性格、演技力など様々な面で朱亜文が適していると感じ、「余占鰲」役にふさわしいと判断したそうだ。

作品中で九児と余占鰲の年齢差は1歳だが、現実の周迅と朱亜文は10歳差になる。曹平氏によると、「数日前に周迅が衣装合わせを行ったが、彼女は非常に若く見え、19歳の九児を演じるのに何の問題もない。周迅と朱亜文が一緒にいても年齢差はわからないだろう」と語った。「人民網日本語版」