「世界7大奇跡」の1つ 万里の長城

2013-11-20

万里の長城

万里の長城は「世界7大奇跡」の1つで、中国観光のハイライトになる。万里の長城は紀元前7世紀の春秋時代から明代まで、約2000年以上に渡り建築を重ねてきた。現存するものの大部分は、明代のもので、総延長約6000キロの世界最大の城壁で、衛星写真からでもはっきりとその姿を見ることができる。

現在の形の長城は秦の時代に、各国で作られていたものををつなぎ合わせた「秦の始皇帝」がそのはじまりで、その後、特に漢、明時代に堅固な城壁が作られた。明の時代には、西は「嘉峪関」から東は「山海関」、更には遼寧省の北朝鮮国境まで延長された。また北京近郊の長城は二重に築かれている。北京近郊の長城は、石やレンガで作られた重厚なものになっており、敵監視台、狼煙台などが均等に配置されており、芸術性も高い。

長城が造られた目的は、北方騎馬民族の進入を防ぐ為であり、初期の長城は紀元前5世紀の周時代に建造がはじまったといわれている。現在、観光地として公開されている長城は、「八達嶺」「田峪」「司馬台」「金山嶺」「居庸関」「黄崖関」「山海関」「嘉峪関」などで、その中でも「八達嶺」は北京から比較的近くにあり、気軽に行けるため、最も人気がある。

慕田峪長城

北京市内の北郊外、73キロ離れた懐柔区の北20キロの軍都山の頂に位置する。北斉時代(555年)の長城で、明代に居庸関とともに北方の防御強化のために造られた全長2キロの長城である。標高千メートルの地点に関所があり、ふもとからは千段の石段を登るが、ロープウェイもある。

城壁の高さは平均6メートル、幅4メートルになる。勾配がゆるい場所に、射撃用の穴があり、22の望楼が50メートル間隔で作られている。八達嶺ほど雄大ではないが、周辺に樹木が生い茂り、灰色の城壁とのコントラストが美しく、まるで緑の海にくねくねと横たわる巨竜を思わせる。

北京旅游网

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