走馬灯

2013-12-06

走馬灯は又の名称を「馬騎灯」といい、中国の伝統的な玩具の一つであり、灯篭の一種である。それは元宵節(旧暦の1月15日)や春節(旧正月)などの伝統的な祭日によく見ることがある。元宵節に様々な形の灯篭を鑑賞するのは、一連の行事が続く春節期間の重要な催しものであり、伝統的な北京っ子は「灯篭市をぶら歩きにいく」とか「花灯をにぎやかす」などといった言い方をする。

走馬灯で遊ぶ時は、まず灯篭のなかのローソクをともす。ローソクの熱気が気流を起こし、輪軸が回り始める。輪軸の上には切り紙があり、切り紙の影がスクリーンに映し出される。その映像は休むことなく動き続ける。そんな多くの絵の中には、古代の武将が乗馬している絵があり、灯りが回転するにつれて馬上の人がだれかを追いかけているように見えるため、走馬灯と呼ばれている。

1421年(永楽19年)、明の永楽帝が北京へ遷都した時には、北京の灯篭文化はすでに非常に発達していた。清末になると、走馬灯は、かつての宮廷の灯りの装飾品からその土地の特徴的な民間工芸となった。中華民国時代の初期に、北京の前門一帯の商業、交通、娯楽業の繁栄につれて、灯篭市は、かつての「灯市口」から前門と瑠璃廠へ場所を移していった。

現在、北京の潘家園と瑠璃廠では走馬灯を買うことができ、大小、材質、型の違いなどによって価格は数十元のものから1000元のものまでさまざまなものがある。「人民中国インターネット版」

北京旅游网

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