旧正月の飾り物

2014-01-26

中国人は活気に満ちたにぎやかさを好む傾向にある。特に年越しである旧正月はもっとも大事な祝日と見なされ、旧正月の雰囲気を盛り上げるために、飾り物は欠かせないものになっている。そこで今回は旧正月の飾り物についてのご紹介。

1、春聯

「春聯」とは、めでたい言葉を書いた対聯のことで、旧正月に門や入り口に貼りつけているもののことだ。対句の語形や意味が寓されて作れており大変めでたいものだ。おもに大晦日の午後ぐらいになると、都市部であろうと、農村部であろうと喜ばしい赤の春聯を貼るならわしがある。

2、窓に貼る切り紙

「窓花」とは実は窓に貼る切り紙のことをいう。旧正月に家々の窓に赤の切り紙が貼られるもののことで、祝日の雰囲気をさらに盛り上げる。めでたい模様と器用な腕前で美的な楽しみを与えてくれる。

3、飾りちょうちん

飾りちょうちんは照明具のほかに、芸術的な特徴が備わっている。漢武帝年間の旧正月の十五日から端を発しているそうだ。当時は皇居の祭りに使われ、上元の夜(元宵節)の常夜灯とされていたそうだ。現在では元宵節だけでなく、旧正月の間、喜びとめでたさを象徴して飾り付けられている。

4、門神(門扉に貼る神像)

これは門の扉に貼る魔よけの神像だ。中国では「請門神」といって春節(旧正月)に魔除けとしてカラー刷りされた門神像を門扉の上の両側に張る民間信仰がある。その左側の大将が尉遲敬徳であり、右側が秦叔宝である。良くできたデザインだが、ともに厳めしく武装している。昔から魔よけの効力があるといわれ貼ると家内安全になるといわれている。現在では「吉を祈り、福を求める」という人々の願いが表されているといえるだろう。

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