北京にいる新疆ウイグルの人々

2014-04-14

私がこの文章を書くのは庫爾班江·阿布都塞買提が作成した「新疆から来ました」というレポートシリーズを見たからである。彼は一年間をかけて彼と同じように中国各地で奮闘している新疆の人々のことを取材、撮影した。私は彼らのことを知り、感動してたまらなかった。そんな中には普通のサラリーマンもおり、すでに成功の道をあゆんでいる人もいる。今どのような状態にあっても、彼らは自分の夢に向かって、苦労を惜しまず、諦めない姿勢は私たちも考えさせられる。今回、新疆の夢想家の文章を通して夢を実現するために絶えず努力している人々に敬意を払おう。

彼女は茹仙古麗·艾力で、新疆から来たウイグル族だ。今年25歳で、北京での暮らしは10年になる。今はアラビア料理店でライブをしている。今年は英語を勉強して、チャンスがあったら世界のアラビア舞踊コンテストに参加したいという。

彼は艾合買提江·阿布都熱合曼で、新疆から来たウイグル族で今年36歳になる。彼は2000年に北京に来て大学に進学し、学部と修士課程を中国石油大学で終えた後、国の派遣でドイツに留学して博士課程で学び、現在は北京の中国石化石油勘探開発研究院有限公司ADDAXプロジェクト部の副主任を務めている。今年の個人的な目標は上級エンジニアになることだそうだ。

彼女は謝雅而、新疆から来た漢族で、今は北京人民ラジオ局交通放送のアナウンサーだ。最近の願いは気候のいい時に和田に行き、いいカメラを持って写真をたくさん撮影し、和田のバラのジャムをたくさん買いたいという。

彼は木合旦爾•吐爾遜、新疆から来たウイグル族で、今年25歳になる。2012年6月に北京に来て、今は新疆レストランで調理師を務めている。息子の木尼爾丁が去年10月に生まれたので、妻と子どもも呼び寄せた。一生懸命働いてお金を稼ぎ、息子に北京でよい生活を送らせ、よい教育を受けさせたいという。

彼は帕爾哈提•阿里木江、新疆から来たウイグル族で今年27歳だ。2008年に中国メディア大学新聞学専攻を卒業し、友人と一緒に民族ロックグループBilayeを結成した。家族が結婚するようにとせかすので、まず恋人を探したいという。

彼女は托合提汗•麦麦提、新疆から来たウイグル族で、今年42歳になる。彼女と夫は15年前に北京に来て以来、牛街の屋台で、ナンを売っている。子どもが3人いるが、2人は新疆に、1人は北京にいる。がんばって全ての希望を子どもたちがよい教育を受けられるようになって、社会の役に立つ人にしたいという。

彼は艾山江•買買提、新疆から来たウイグル族で今年32歳になる。2006年に中国地質大学を卒業し、現在は北京市房山区十渡鎮プロジェクト弁公室で副主任をつとめる。以前は北京市で初となる大学出身の村幹部、また北京市唯一のウイグル族の村幹部を勤めた。今年は恋人と結婚し、北京に根を下ろす予定だという。

彼は玉蘇普江•阿卜力克木、新疆から来たウイグル族で、今年25歳だ。妻は努爾比亜•牙森、息子は艾爾盼という。彼らたちは2013年5月に北京に来て、現在は北京のある新疆レストランで働いている。彼は調理師、妻はウェイトレスをしている。彼らたちの最大の願いは店長が期日どおりに給料を支払ってくれることだという。(ここを読むとなんだか涙がいっぱいになる)また1年しっかり働いて、お金を貯めたら故郷にかえって衣料品店を開きたいとのことだ。

彼は伊德里斯•買買提、新疆から来たウイグル族で、今年27歳になる。現在は中央民族大学ウイグル語言文学部の修士課程で学んでいる。以前にはトルコで1年、語学を学んだ。今年で卒業するのだが、卒業後にどうすべきか、続けて博士課程で学ぶのか、それとも仕事を探すのか、どうやって社会で生きていくべきか、まだ何も答えがでていない。こういった問題を解決することが今年の目標だという。彼は今のところまだ進路に迷っている。

彼は夏依東•買買提、新疆から来たウイグル族で、今年42歳になる。現在は北京麗貝亜建築装飾工程有限公司設計研究院イスラム建築文化研究部の主任、創意総監をつとめている。北京に来て6年になるが、自分の場所を見つけたと感じている。今年は13世紀のカシュガルの復元設計プロジェクトを担当しているが、このプロジェクトを成功させることが彼の目標かつ夢だという。 彼のように夢を実現できる人はまだまだ少ないことだろう。

彼女は艾娜、新疆から来た蒙古族で、33歳だ。現在は北京のある上場企業で新人トレーニングを担当している。北京に来て11年になるが、去年から仕事で新たな役割を与えられ、プレッシャーも大きいが引き続き努力していきたいという。また今年は感情面での生活を充実させたいそうだ。同郷出身者と一緒に蒙古文化分野でサークル活動を行ったり、カザフスタンに行って東干族の親戚を訪ねたりしたいなど、夢はたくさんあるという。彼女はまだ夢の途中で目標を達成するにはまだまだ努力が必要になりそうだ。

彼は阿克拜爾江•阿力坎、ウイグル族で新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)出身、今は北京で映画のカメラマンをしている。彼はウイグル族をテーマにしたドキュメンタリーを撮影して、カメラを通じてより多くの人にこの時代とこの民族について再認識してもらい、人と人の心をつなぎたいという。

彼は買買提江•吐爾遜、新疆から来たウイグル族で、今年37歳になる。2002年に吉林大学卒業後、北京に来て、2005年に数人の友人と一緒に北京唐納幼稚園を設立、経営している。2013年、北京の新疆料理レストラン「阿娜爾」にも投資している。今年の目標はさらに投資して医療機器業界に進出したいという。

彼女は佟彤、新疆から来たシベ族で、今年42歳になる。現在は北京でロシアとの貿易関連の仕事をしている。北京に来て15年になり、自分の家族も持ち、子供は4歳になる。最近の夢は努力して起業し、サラリーマン生活に終止符を打つことだという。

あなたは今どのような状態にありますか?まだ迷っていますか?目標があり一生懸命がんばっていますか?この文章を見ることでみなさんの何かの助けになってくれたら今の私にとって最高のプレゼントです。

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