中国を訪れた外国人の多くは、中国人との会話には「中国ならではの特徴」があることに気づく。例えば、中国では、「ご飯食べた?」(吃了吗)というフレーズは、英語の「hello」に相当する挨拶の言葉だ。一部の外国ネットユーザーが中国で体験した「中国ならでは」の会話を以下に紹介する。外国人は会話の内容に困惑させられたり、びっくりさせられたという。中国日報網が伝えた。

●すべての中国人、ニイハオと言うだけで「中国語お上手ですね」
中国人には一般的に、外国人にとって中国語の勉強は難しいという認識があり、中国語を中華民族の誇りに思っている中国人も少なくない。故に、中国に来た外国人は往々にして以下のような体験をしている。
外国人:ニイハオ。(你好)
中国人:ニイハオ。中国語すごくお上手ですね!(まさか、中国語ができるなんて)
外国人:少しだけです。
あるネットユーザーによると、外国人は誰でも似たような体験をしているという。外国人が「ニイハオ」と言うだけで、すべての中国人は「中国語お上手ですね」と褒めてくれる。

●知らないおばさんに結婚を迫られる
あるネットユーザーの男性は、中国で結婚を迫られた経験を告白した。しかも、このような体験は一度だけではなく、60、70代のおじさんやおばさんと出くわすと、決まって次のような会話になるという。
中国人:あなた結婚してる?
外国人:いいえ。
中国人:なぜ?男性がお好み?
外国人:違います。女性が好きです。良い出会いがないだけです。
中国人:お給料は?
外国人:X元。
中国人:マンションは?
外国人:持っていません。
中国人:いい男なのに、なぜ結婚しないの?
外国人:運が悪いのかもしれません。
中国人:うちの娘に会ってみない?彼女は今年40歳だけど、まだ独身なの。会ってみて友達から付き合ってみたら?
このネットユーザーは、アメリカでも同じような会話があったが、その相手はやはり中国人だったという。
●列車での雑談:給料いくらもらってる?
ある外国人は、中国で困惑した「中国ならでは」の会話の数々を列挙した。
1、中国人:太ったね。
外国人:……
(欧米では、自分の体重を打ち明けたりしない)
2、列車で出会った中国人女性
外国人:こんにちは
女性:中国では何を?
外国人:仕事の都合で……。
女性:給料いくらもらってる?
外国人:x元ぐらい……。
女性:結構もらっているね。
(欧米の文化では、他人の給料を聞くのは失礼なこと)
3、中国人:あなたのセーターが好きです。
外国人:ありがとうございます。
中国人:なぜ「ありがとう」と言うのですか?
(これは文化の違い。でも「いえいえ」という言い方を学んだ外国人も少なくない)

●店員:ワンタン要ると言わなかった
ある外国人ネットユーザーは、食事の際のある体験で絶句したという。このネットユーザーは、中国で仕事をしていた時、中国の店員は話のおもての意味しか理解出来ないという事実に気づいた。彼の当時の体験は以下の通り。
ある日、朝食のバイキングで
外国人:おはよう、今日はワンタンありますか。
店員:ありますよ
外国人:やった!(麺を入れた碗を店員に差し出す)
5分後、麺の中にワンタンが入っていないのを見て
外国人:ワンタンが欲しいんですが、なぜ私の碗にないの?
店員:あなたはあるかどうかを聞いただけじゃないですか。ありますよ。
外国人:じゃあ、なぜくれないの?
店員:だって、要るって言わなかったから。
外国人:そうですか。じゃあ、ワンタン2つください。
5分後、その外国人は2つのお碗を受け取った。最初の碗には麺しかなく、もう一つの碗にはワンタンしかなかった。
外国人:麺の中にワンタンを入れてくれるんだと思ったのに…
店員:だって、言わなかったじゃない。

●英会話スクールの外国人教師の募集
中国の英会話スクールが外国人教師を雇う際の相談も、外国人をびっくりさせている。あるネットユーザーは英会話スクールの女性教員と外国人の会話を紹介した。
女性教員:お願いした件、どうなっている?
外国人:新しい先生を見つける件ですか?私の知り合いの男性がちょうど、アルバイトを探しているんですよ。
中国人:よかったわ。彼の状況を教えて。
外国人:彼は、米国シカゴの出身です。
女性教員:いいわね。
外国人:中国に来て2年です。以前子供を教えた経験があると思います。
中国人:彼は白人?
外国人:いえ、黒人です。
中国人:そう。で、どれくらい黒いの?
「人民網日本語版」



