中国人民銀行は8月10日、最新の偽造防止技術を盛り込んだ新100元札を11月12日より発行すると発表した。100元札の新札発行は、05年以来10年ぶり。

基本デザインは現行のままに、銀色の特殊磁性材料による「安全線」の改良、通し番号の追加、特殊インクの使用を工夫し、偽造しにくくした。

具体的には、表面「100」の数字に、見る角度によって金色や緑色に色が変わるインクを用いた。裏面中央付近に入る安全線はなくなり、表面右エリアに新たな安全線が入る。通し番号は現行の表面左下に加えて、右端にも別種のインクで縦に印刷される。

そのほか、表面左エリア中央に白と赤の背景にかかる形で印刷されている円形模様が表裏ともなくなるなど、デザイン的にはよりシンプルになった印象を与えている。

【中国新聞網】