数字の“意味”を解説
中国で生活していると、人々が数字の“縁起”にこだわる場面に遭遇する事がある。古くからの思想、文化風習、語呂合わせ…さまざまなものを由来に、各数字に意味が見出されているからだ。そこで今回は、中国における数字の意味を紹介。さらに数字にまつわる習慣や過去の面白いニュースなども取り上げる。中国文化の理解に役立てよう!
言葉になっている数字
悪い言葉にも…
250:
かつて銀貨を500両(25kgに相当)包んだものを「1封」と、250両なら「半封」と呼んでいた。この「半封」が「半瘋」(半分気が狂う)と同じ発音なので、“250” は「馬鹿」を意味するように。
38:
“3” は「数が多い」を意味し、“8” は「喋る」と同じ発音を持つことから、かつては「話がくどい様子」を表していた。特に女性はお喋りであるとされることから、「ゴシップ好き」「くどい」といった意味の、女性を罵る言葉になった。
2:
北部の方言で「馬鹿」を意味していた。今では「あきれた」「ノーコメント」を表現する言葉として、インターネットを中心に使われている。親しい間でからかう場合や、自虐的意味でも用いられる。
13点:
中国で時間の数え方は1時から12時までなので、「13点」(13時)は「でたらめ」「頭がおかしい」「馬鹿な人」を表す。「13」と省略することもある。発祥は上海。
「らくらくプレス」より