中国のお金持ちは何が好き?

2016-01-29

胡潤研究院は先日、連続12年目となる「中国億万長者ブランドトレンド報告書」(以下「報告書」とする)を発表した。報告書は中国の富裕層が好む贈り物や観光地、エンタテイメントといった角度から彼らのライフスタイルをまとめている。中国新聞網が伝えた。

お金持ちは何を贈るのか

「報告書」では、昨年に引き続き腕時計、電子製品、ワインが、男性への人気の贈り物として挙げられ、腕時計と電子製品の人気度は昨年よりやや上昇している。タバコと葉巻の減少の割合はやや高く3.5%となった。高級白酒は昨年初めて人気ランキング6位に食い込み、今年もややポイントを上げて4位となった。

女性への贈り物では、3割近い回答者が宝飾品を選らんでおり、2位は化粧品、3位はアクセサリーと続き、昨年2位だった衣類が4位に後退した。

高齢者への贈り物は約36%が健康食品が人気で、昨年より3.3%増加した。医療と旅行商品の比重も高く、他を大きく離してそれぞれ2位と3位にランクインした。

子どもへの贈り物では依然電子製品がダントツの1位であった。また、富裕層の中でも大富豪は自動車を贈る傾向がより強い。

総じていえば贈り物のジャンルの変化は小さく、贈答品市場全体のトレンドとも合致していた。しかし、贈り物をする積極度は顕著に高まっており、男性へは15%、女性へは24%高まった。また、高齢者と子どもに対してもそれぞれ11%と15%上昇した。

お金持ちが好む観光地は?

「報告書」によると、中国の富裕層の毎月の出張頻度は昨年比で平均1日短くなっている。このうち、富豪の毎月の出張頻度は7日で、大富豪は9日であった。国が定める休日を除き、富裕層の年平均休暇は8日間で、このうち富豪の年平均休暇は昨年より1日少ない7日間で、大富豪は昨年より2日少ない10日間となった。富裕層の休暇は昨年よりやや少なくなっているが、海外旅行の頻度は昨年比で変化はなく、平均で年4回海外旅行をしている。

一般的なサラリーマンと異なり、富裕層の旅行のタイミングは、旅行がピークとなる大型連休に限らない。注目すべきは、資産が多い人ほど大型連休に拘らない傾向にあったことだ。

お金持ちのエンタテイメントとは

昨年と違い、今年は家族活動の割合が上がって3位にランクインしており、積極的に家族と余暇を楽しもうとする人の割合は資産の多さと比例した。意外にも今年は麻雀が15位にランクイン、富裕層に好まれるエンタテイメントの一つとなった。(編集IM)

「人民網日本語版」

北京旅游网

モデルコース
人気おすすめ