世界で最も美しい絶景を作り出す中国の棚田

2016-04-07

棚田とは、山や丘の斜面を切り開いた、階段状の田んぼのこと。中国の棚田は主に、長江以南の山間部にあり、特に山が多く降雨量も多い広西チワン族自治区や雲南省に多い。中国の棚田は、農民の長期にわたる労働の成果で、知恵の結晶とも言える。「地球で最も美しい曲線」を描き出す、中国の美しく壮大な棚田を紹介する。人民日報海外版が報じた。

広西チワン族自治区桂林竜勝県の「竜脊棚田」は、「世界一の棚田」と言われている。広大な「竜勝棚田」は、竜勝県南東部にある和平郷の標高300-1100メートルの地域にあり、最大勾配は50度。「平安チワン族棚田(竜脊棚田)と「金坑紅ヤオ棚田」に分かれ、それぞれチワン族文化、ヤオ族文化の代表となっている。

雲南省元陽棚田は、元陽県に位置し、「紅河ハニ棚田」の中核エリアにある。約1万1千ヘクタールで、1300年以上の歴史を誇る。「紅河ハニ棚田」は広大で、活気に満ち、元陽県を中心に、紅河県、緑春県、金平県など複数の県に及ぶ。同地ではこれまで、農地に植林する政策が実施されてきたため、生態上の循環システムを保っており、雲南省では近年干害が発生しているものの、棚田は大きな影響を受けていない。

「加榜棚田」は、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州従江県加榜郷に位置し、総面積は約667ヘクタール。広大で美しい曲線が広がり、貴州省独特の情緒にマッチしているため、写真家にとってはたまらない場所だ。

「人民網日本語版」2016年4月6日

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