二つの世代のカメラマンたちが記録した北京の今と昔

2016-07-05

侯凱源さんが1960年代初めに撮影した北京駅。

二つの世代のカメラマンたちが撮影した約半世紀前と現代の北京。同じ場所、同じ角度から撮影し、その約50年の変化を映し出している。彼らのレンズに映し出された北京は、静かで落ち着いた街から、賑やかで多くの人が行き交う大都市へと大きな変貌を遂げていた。北京日報が報じた。

「時間の痕跡——二つの世代のカメラマンによる北京この半世紀の記録」の編集作業が現在進められており、今年下半期には出版される予定だ。二つの世代のカメラマンたちにとって、彼らが数十年にわたり蓄積してきた記録を世に出すことは「死んでいた資料に命を吹き込み、次の世代の人々に北京のこれらの変化を知ってもらいたい」というずっと心に抱いてきた素朴な願いだ。

「時間の痕跡」では今と昔を比較する約100組の写真が収録されている。これらの写真には建築物や住宅、商店、街路、体育館、映画館などが含まれており、北京市民の「食」と「住」、「交通」をカバーしている。

約半世紀前の北京の写真を撮ったカメラマンは、鄭徳鴻さんと陳肇宗さん、侯凱源さん、夏允恭さんで、彼らは新中国建国後当時から北京企画局に所属していたカメラマンだ。当時、北京市で展望のきく高い場所全てを訪れ、3万枚以上の貴重な写真を撮影した。そのなかで侯凱源さんと鄭徳鴻さんは今も健在だが、ほかの二人は既に鬼籍となっている。一方、現代の北京の様子を撮影したのは、4人の弟子である劉錦標さん。彼は北京市建築設計研究院の専属カメラマンで、今年8月に退職を迎える。

劉錦標さんが2011年に撮影した北京駅。

これら古い世代のカメラマンたちが苦労して撮りためてきた写真は、数十年後になってやっと後輩の共感をかき立てた。1999年、劉錦標さんは写真展を開催するため、棚の中に眠っていた古い写真を整理し始めた。師匠たちが撮影した写真と自分の写真を並べてみて、北京の変化がこのようにひっそりと記録されていたことに驚きを感じた。そこで、彼らが撮影した地点に行き、自分も同じ場所で撮影することにした。「この数十年、北京は大きく変化した。まだ壊されていない場所を早く撮影しなければ」と語る劉さん。

「城記」(03年)の作者である王軍さんは「北京は発展の過程で、たくさんのものを失った。そのため、これらの写真は特別価値のある北京史の資料。文化遺産は、ある特定の世代の人だけでなく、全ての世代の人のもの。私たち世代は、取り壊されてしまった城壁に触れることはできないものの、写真に触れることができる。これらはさまざまな分野の研究者にとって、非常に価値のある研究材料だ」と語っている。

「人民網日本語版」

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