世界最深のブルーホール「永楽竜洞」 環境保護のために管理を強化

2016-10-11

海南省三沙市の永楽群島管理委員会は10月9日、「『三沙永楽竜洞』管理強化の通知」に関する規定を発表した。中国新聞網が伝えた。

同規定には、三沙市の総合執法(環境衛生管理を行う部門)、国境警備局、各居民委員会、関連の旅行会社、関連機関によって、同地に住む人々、および「竜洞」の周辺に住む人々に海洋環境保護教育を施し、「竜洞」を保護する意識を高めると明記されている。また、いかなる機関や個人も「竜洞」周辺の1海里以内で漁業生産や観光活動などを行ってはいけないとしている。

「永楽竜洞」は三沙市永楽群島環礁の晋卿島と石嶼の間にあるサンゴ礁の中にあり、深さは300.89メートルで、世界最深のブルーホールとされている。

ブルーホールは地球上ではめったに起こらない自然現象で、海面上に穴の空いたような青い地形が形成され、その周辺の水域はエメラルドグリーンに染まる。また、海底に巨大な洞窟を形成することから、科学者からは「地球が人類のために残した宇宙の秘密を持った最後の遺産」とされている。(編集YK)

「人民網日本語版」2016年10月11日

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