ピリ辛菓子から苦いゴーヤーまで奇抜な冰糖葫芦が話題に!

2016-11-01

サンザシを串刺しにして飴がけにした中国北部の伝統菓子、冰糖葫芦。これのアレンジしたイチゴやブドウ、バナナなどは食べたことがあるという人が多いかもしれない。しかし、豆腐などで作られたスパイシーなつまみの辣条(ラーティアオ)や苦みが特徴のゴーヤー、さらには唐辛子の冰糖葫芦というのは食べたことがないのではないだろうか。このほど、このような個性派冰糖葫芦がハルビン工程大学のキャンパスに登場し、たちまち人気者となっている。ハルビン新聞網が伝えた。

写真提供:杜菲菲

まもなく午前11時30分になろうとする頃合い「糖葫芦お兄さん」の石磊さんが姿を現した。23歳の年から既に4年間、冰糖葫芦で生計を立てており、気温が下がり始めると、冰糖葫芦売りの仕事を始める。そのため最近仕事のシーズンに入ったばかりの彼だが、突然「面白いこと」にチャレンジしたいと思い立った。数年前、ネット上で見つけたキュウリの冰糖葫芦を思い出し、自分でも作ってみた結果、キュウリの爽やかな香りを残し、甘味も効いていて、なかなかおいしく出来上がった。サンザシやイチゴなどオーソドックスなものと並べると、キュウリは特出して、新しい味にチャレンジしようとする人も少なくなかった。

その後、彼は続々と唐辛子やゴーヤーなどの今までにない新しい冰糖葫芦を編み出した。その日、販売されていた約200本の冰糖葫芦のうち、個性的な冰糖葫芦がわずか10本以下。ピリ辛味のカモの首からわたあめでくるんだ辣条、手羽先、ゴーヤー、それから特別なデザインを施したレッドデリシャスリンゴなど。学生たちはそばを通ると、ほとんどの人がまず写真を撮ってから購入する。およそ10分ほどで個性派冰糖葫芦は2本のみとなった。

「形が美しいが、味はかなり衝撃的なため、多くは作らない。そして客が食べる前にはしっかり注意喚起をする」と石磊さん。食材により、個性派冰糖葫芦の価格は5元から10元(約80円から160円)とのこと。この冰糖葫芦を購入するのはほとんどが男子生徒だという。「おいしい。外は甘く、中は辛い!」とピリ辛味のカモの首の冰糖葫芦を購入した大学1年生の張くんは食べた後の感想をこう述べた。(編集TK)

「人民網日本語版」2016年11月1日

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