糖葫芦（タンフールー）は中国北部であればどこに行ってもあるおやつで、サンザシをべっこう飴で固めたものだ。日本のお祭りでよく見かけるりんご飴に近い味といえばわかりやすいかも知れない。現在ではサンザシのみならず、みかんやイチゴなど多くの種類があり、種類が増えたので飽きることがない。

糖葫芦（タンフールー）はまさに中国人にとって幼少時代を思い出させる味だ。早くは春節のお祭りによく売られていたのだが、この糖葫芦（タンフールー）目当てにお寺に行ったという人も多くいる。それは日本の神社にりんご飴やわた飴を目当てにお参りに行ったのと全く変わらない。

サンザシは中国ではメジャーだが、日本ではあまり見かけない。その味は甘酸っぱいといった感じだろう。その酸っぱさとべっこう飴の甘さがマッチしてとても美味しい。冬の中国北方では非常によく見かける。見かけたら是非試してみよう！