日本の「中華料理」と「中国料理」の違いは?

2016-12-07

日本に行った中国人は、「中華料理店」と「中国料理店」という2種類の店があることを不思議に感じるだろう。この2つにはどんな違いがあるのだろう?どちらが、本場中国の料理により近いのだろう?(文:徐航明。 瞭望東方周刊掲載)

実際には、「中華料理」と「中国料理」は、漢字1文字の違いであるものの、その味は全く違う。

「中華料理」と呼ばれている店の多くは裏路地にあり、夫婦で経営しているといったような個人経営で小さな店舗であることが多い。そして、内装もシンプルで、メニューはラーメンやチャーハン、ギョーザ、麻婆豆腐、チンジャオロースなどがメインだ。

もし、本場中国と同じ料理を食べたいなら、「中国料理」と掲げられたレストランに行かなければならない。「中華料理」店と「中国料理」店は、メニューの種類や価格帯が異なるほか、店内の雰囲気も全く違う。

端的に言うと、「中華料理」は庶民の店で、「中国料理」は高級レストラン。日本人の口に合わせて調理法や味が大きく変えられているのが「中華料理」で、本場中国の調理法や味が保たれているのが「中国料理」だ。

日本では中国の料理が、なぜこのように2つのジャンルに分かれたのだろうか。実際には、その呼び方の違いは、日本人の海外発祥の文化に対する態度を示している。

「人民網日本語版」2016年12月7日

北京旅游网

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