中国人は訪日前後で考え方が変わる?「日本に学ぶべき」と強く思った

2017-02-22

日本を旅行で訪れる中国人が増加を続けている。訪日前からアニメや漫画などを通じて日本に対して親近感を抱いていた中国人もいれば、歴史問題などを理由に反日感情を抱きつつも訪日する中国人もいる。

だが、中国のネット上では「日本を訪れたことで反日感情が消散した」という書き込みが存在するのは事実だ。中国では連日のように抗日ドラマが放送されているうえ、日本について「軍国主義が復活しつつある」などといった報道が多く見られるが、日本を訪れ、真実の日本や日本人の姿を自分の目で見たことで、日本に対する印象が一変したという事例は決して少なくない。

中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を訪れたことのある中国人を対象に、「訪日前と訪日後で考え方が変わったかどうか」について論じる記事を掲載し、中国人ネットユーザーたちが議論を行っている。

日本を訪れたことのある中国人ネットユーザーから、さまざまなコメントが寄せられているが、そのなかには「訪日前は日本に対して卑屈になってはならないと考えていたが、実際に訪れてみると発展水準や社会の安定ぶりに『中国人はもっと努力しなければならない』と強く思うようになった」という意見や、「もともと日本に対して悪い感情は抱いていなかったが、訪日して日本には学ぶべき点が数多くあることが分かった」というコメントが多く寄せられていた。

「日本に学ぶべき」という意見は特に多く見られた。このような主張に対しては、中国ネット上で愛国青年などから批判の声があがるのが常だが、それでも「日本を理解し、日本に学ぶことは中国の歴史を否定することにはならない」とし、「むしろ日本を凌駕するためにも、中国は日本のように『絶えず学び、絶えず向上させる』必要があることを実感した」という意見が多かった。(村山健二)

中国人はなぜ「日本旅行へと向かう足を制御できないのか」

日本政府観光局(JNTO)によれば、2016年に日本を訪れた中国人旅行客の数は前年比27.6%増の637万3000人に達した。これだけ多くの中国人が日本を訪れる一方で、中国のネット上では歴史問題などで日本を批判する声は絶えない。

21日、南京大虐殺や尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題など、日本と中国の近年の関係は「相容れない」状態が続いていると伝える一方、「それでも中国人の日本旅行ブームは続いている」と伝え、「中国人はなぜ日本に不満を抱きながらも、日本旅行へと向かう足を制御できないのか」と問題を提起した。中国メディアの今日頭条が伝えた。

記事は、中国人が日本を旅行で訪れる理由を複数挙げて考察している。まず1つ目は日本製品の質の高さだ。購入してすぐに壊れてしまう中国製品に囲まれて暮らす中国人にとって、品質が高いうえに壊れにくい日本製品は魅力的だと指摘したほか、同じ商品であっても中国国内で買うより安く買えるのも魅力であると紹介。また、日本で購入するならば騙されたり、偽物を掴まされたりという心配をしなくて済むと伝えた。

さらに、旅行客という立場からすれば、渡航先の治安は重要な要素だとしつつ、日本の治安の良さはまさに日本の魅力の1つだと指摘。混み合った電車に乗っていても、誰にバッグの中から物を盗まれるという心配をする必要がないと紹介し、安心して旅を堪能できる日本の治安が中国人にとっては魅力的なのだと論じた。

そのほかにも記事は、日本のサービスの良さは中国でも体験できないことであるとしたほか、空気や街が清潔であることも「中国人の足を日本に向かわせる要因」になっているのだと伝えている。(村山健二)

中国人旅行客が日本でひたすら中国製品を爆買いした理由

中国人旅行客たちがかつて日本で爆買いした製品のうち、生産地が実は中国だったというケースは少なくない。だが、たとえ中国製であっても日本で販売されている以上は品質に問題はないはずという見方のもと、中国人たちはひたすら電気炊飯器や温水洗浄便座を購入した。

なぜ中国人はわざわざ日本に来てまで中国で生産された製品を購入したのかという点について、中国メディアの大視界は17日に論じる記事を掲載した。

記事は日本を訪れて買い物を楽しむ中国人旅行客には中国で生産された日本製品をたくさん購入し、中国に持ち帰っていると伝え、多くの中国人旅行客たちは「中国では消費者が安心できる商品を買うことはできない。しかも中国より安い」と考えていると紹介。

では中国で生産され、日本で販売されている製品には輸送コストも含まれているはずなのに、「中国より安い」のはなぜだろうか。

記事は、中国のデパートで若者向けに販売されているカジュアルコートを例に、中国では「3000元(約4万9505円)」で販売されているが、米ニューヨークでは同様の商品が3-4割も安い値段で売られていると説明した。

米国人と中国人の平均所得の差を加味して考えてみると、中国ではまさに法外といっても差し支えのないような価格で商品が販売されているということになる。中国では関税によって国外の製品が高額になるケースは少なくないが、それでも海外メーカーの製品は中国製品より「安心できる」と考える消費者につけこみ、価格を釣り上げている可能性はありそうだ。

中国人旅行客たちによる日本での爆買いは、日本の商業体制の信頼性の高さだけでなく、中国の商業体制の信頼性の低さという要素によって生まれた現象だと言えるかもしれない。(村山健二)

北京旅游网

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