香港ディズニーが2年連続で赤字、来園者獲得に向け本腰

2017-02-22

香港の観光業は2016年に低迷した。これは香港ディズニーランド・リゾートも例外ではない。香港ディズニーランドは20日、2016年度に1億7100万香港ドルの赤字を計上し、2年連続の赤字となったと発表した。同年の来園者数は延べ610万人で、前年比で10%弱減少した。うち香港現地と中国大陸部からの来園者が共に減少し、外国人客がやや増加した。

香港ディズニーランドは2年連続の赤字に、積極的に対応しようとしている。ディズニーランドとしては世界初となるマーヴル・コミックをテーマとするアトラクションが、先月オープンした。「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」が4月に開業を予定している。「アナと雪の女王」の城も拡張工事中だ。これらの新しいアトラクションは、2017年に続々登場する。

ディズニーランドが発表した業績報告書によると、香港ディズニーのホテル客室稼働率は8割弱をキープしている。多くの来園者により長く滞在してもらうため、ディズニーリゾート3軒目のホテル、「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」が4月30日にオープンとなる。

このホテルは「探索」をテーマとしている。ホテルは7階建てで、海もしくは庭を眺める750部屋を用意する。宿泊料金は2200香港ドルから。4つのテーマガーデンでは、エキゾチックな雰囲気を楽しめる。

新たにオープンするホテルの他に、先月オープンしたディズニーランドとしては世界初の、マーヴル・コミックをテーマとするアトラクションが注目されている。香港ディズニーランド・リゾートの劉永基行政総裁は「同テーマパークの開放により、旧暦の正月に伴う連休中に多くの来園者を集め、前年同期比で13%増となった」と述べた。

香港ディズニーランドは2018-23年のほぼ毎年、新たな要素を打ち出し観光客を集める。拡張・開発計画完了後、香港ディズニーランドのエリア数は現在の7から9に増え、アトラクション数も110から130以上に増える。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月21日

中国網日本語版

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