第7回北京国際映画祭が4月16日に開幕

2017-03-15

第7回北京国際映画祭が4月16日に開幕する。メインイベントである「北京展映」では、米コメディ映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! (世界はボクらの手の中に)」や米サスペンス映画「パーフェクト・ストレンジャー」などが上映されることが決まっている。「エブリバディ・ウォンツ・サム!! (世界はボクらの手の中に)」は1980年代の大学野球部を舞台にした作品で、野球推薦で大学に入学することになった新入生のジェイクが先輩らと大学入学直前の最後の週末を過ごす青年の日々を描いている。人民網が報じた。

今回の「北京展映」には現時点で29の映画機構が参加することが決まっている。うち、シリーズものが上映される部門では、「ワイルド・スピード」シリーズや「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズが上映され、「フランスの窓」、「フォーカスイタリア」、「カナダ映画」などの部門でも一連の上映イベントが開催する。

今年はイタリアの巨匠・ミケランジェロ・アントニオーニ監督が亡くなって10年目に当たり、「北京展映」では、同監督の作品を集めた特別上映も行われる。今回初上映となる長編劇映画「愛と殺意 」(1950年)のほか、長編作品としては最後の作品となった「愛のめぐりあい」(95年)、「La signora senza camelie」 (椿を持たない婦人、53年)、「夜」(61年)、「太陽はひとりぼっち」(62年)など13作品だ。

その他、同映画祭では、子供たちのためにもその心を捉えるような作品が準備されている。例えば、米国のアイラ・サックス監督の新作「リトル・メン」(2016年)は、性格の異なる少年二人が大人へと成長する過程を描いている。大人の事情と少年の世界の衝突を描き、無垢な少年が大人へ成長する際に伴う痛みがリアルに伝わってくる作品だ。また、スイスのClaude Barras監督がメガホンを取った「Ma vie de courgette(ズッキーニな僕の人生)」は、温かく明るい基調で、心の傷を負った子供に目を向け、同情心とユーモアがそこに融合している。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年3月15日

人民網日本語版

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